眩しい光が 容赦なく瞼を刺激し 、それに耐えられず 目を覚ました 。
とん 、と踏まれたような気がして 体を持ち上げると 、クリスはにこにことした様子で 私の上に立っている 。
そう言われ 、ベッドの隣の サイドテーブルに置いてある時計を見ると、針は 7:30 を指していた 。
クリスがの言葉を遮り、急いで ベッドから身を乗り出した 。
ハンガーラックに掛かってあった制服を ばっ と取り 、ベッドへ投げる 。
それを見たクリスは 、くるりと背中を向けた 。
適当に流し 、急いで着替える 。
制服可愛い 、となんて思う余裕も 今の私には到底無かった 。
椅子に置いてあるリュックを急いで取り 、感覚だけで髪をとかす 。
リュックの中身に関しては 、昨日寝る前に クリスから説明を受けていたので 準備はばっちりなのだ 。
クリスは 宙に浮いたと思うと 、私の肩に乗った 。
つるつると光るローファーに 足を入れ 、玄関の扉を押す 。
半開きの隙間から差し込む光は 、これから始まる生活のように 輝いて見えた 。
誰も居ない家に 私の声だけが響いていった 。
{ 報告 }
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!