お店を出てすぐ、私は恐る恐る言さんにそう聞いた
お昼の間、ずっと気がかりだった
私の言葉に言さんは微笑みながら頭を撫でてくれた
こんな外で堂々とできる関係になれるなんて......
我ながらびっくりだな~
私の提案でショッピングモールに行くことに!
しかも、新しいショッピングモールができたらしい
楽しみだな~
行き先が決まると、言さんは私に手を差し出す
私は言さんの手に自分の手を重ねて頷いた
新しくできたショッピングモールはやっぱり人がたくさんいた
分かってはいたが、予想以上に人がいて私たちはびっくり
人の波を掻き分けながら歩いていたが、私は誰かと当たってしまい転けそうになった
言さんはすぐにそれに気づき、私の腰に手を回して支えてくれた
腰に手を回されたのは初めてだったので、つい恥ずかしくなって俯いてしまった
言さんは私が怪我してないことを確認すると、腰に回していた手を私の手に持ってきて優しく握った
………までは良かったが、なんと指を絡めてきた
俗に言う恋人繋ぎだ
あまりにも自然過ぎて、私は為す術もなかった
そう言う言さんの顔は少し赤くなっていた
つられて私も恥ずかしくなる
私は嬉しくなって、繋いでいる手にぎゅっと力を込めた
しばらく歩いていると今人気の店が見え、そこに飾られていたスカートが可愛くてついそう呟いた
言さんの言葉に私はびっくりした
それは確かに可愛いなと思ったけど、レースが付いているふわふわとした白いスカートだ
私なんかより莉央の方が似合うな~と、見た瞬間に思っていた
言さんの“似合うと思う”と言う言葉にときめいてしまった私は着てみることにした
私は少し緊張しながら、試着室のカーテンを開けた
てっきり“似合ってる”と言われると思っていたので、予想外の返しに私はびっくりしたし恥ずかしかった
ストレートな褒め言葉に私はタジタジになってしまった
そこに店員さんがやってきた
店員さんにも似合ってると言われ、恥ずかしくなる
急に細身だと褒められ、私はびっくりしてしまった
昔は太っているのがコンプレックスだったのに……
今は細く見えるのかな?
言さんにも言及され、私は慌ててそう言った
言っておきますけど、言さんの方が明らかに細いですからね?
168cmで45~6kgは有り得ませんって💦
お2人の言葉が決めてになり、私はスカートを購入することにした
まぁ、もともと可愛いなって思ってたし
言さんがまた払うと言ってきたので、慌てて止めて1人で会計へ向かった
さすがに、これも払ってもらうのは申し訳なさすぎる
私はスカートを買えて、既にだいぶ満足していた
店を出てすぐ、言さんが突然そう言い出した
言さんの提案に私はびっくりした
私“で”じゃなくて、私“が”良いと言ってくれる言さんにときめいてしまう私はチョロいなと思ってしまう
言さんに必要とされて、こんなに嬉しいだなんて……
ということで、言さんの服を私が選ばせていただくことに………!(これ、現実?)
お店に入って気づいた
私、メンズの店に来たことない!
こんな私が言さんの服を選ばせていただいていいのだろうか?
不安になっていると、私の様子に気づいたように言さんが優しくそう言ってくれた
私が意気込むと言さんは笑った
いや、さすがに緊張しますよ💦
言さんの要望を聞きながら私たちはズボン売り場にやってきた
確かに、言さんは結構下は黒が多い気がする
逆に上は明るい色のものを着ているのをよく目にする
言さんは暖色がお好きみたいだし
そこで私が目に入ったのはジーパンだった
ジーパンならいろんな色に合わせることができるし、言さんはあまりデニム生地のズボンを履いているところを見たことがなかったから、見てみたいなと思った。
言さんは私の言葉に納得したみたいで手に取っていた
言さんはそう言って1つ商品を取って試着室に向かった
言さんは私の言葉に照れていた
本当に言さんはスタイルが良い
逆に細すぎなのでは?と心配になってしまう
履いているズボンの着心地を聞いてみると、だいぶ良いみたいだ
どうやら動きやすいのはストレッチ素材だかららしい
店員さんが教えてくれた
どうやら言さんはこのズボンを気に入ったみたいだ
すると、店員さんが突然そう言った
店員さんの言葉に言さんはびっくりしていた
店員さんの言葉に私は“デジャブ?”と思ってしまった
あまりにも、私がさっき言われたのと同じことすぎて…笑
言さんに聞かれ、私はすぐに頷いた
本当に綺麗だもん!
私の言葉を受けてか言さんは今履いているジーパンをお買い上げすることに
結局、言さんは試着したものとそれの色違いのジーパンの2着をお買い上げになった
お店を出てすぐに言さんは私にお礼を言った
そんな…お礼を言われるようなことは何も……
言さんの言葉に私は納得した
そんなことは知らずに私はジーパンを勧めてしまった
大丈夫だっただろうか?
少し申し訳なくなった
言さんの言葉に私は下に向けていた顔を上げた
まるで、私の心を読んだかのような……
言さんのお礼の言葉に私も感謝の言葉を述べた
言さんは訳がわからず笑っていたが、私には十分だった
この方のこういうところに惹かれたんだ…
私たちは手を繋いで次の目的地へ向かった
今日は、本当に幸せな楽しい日だった











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。