第6話

⏳︰Ⅳ
41
2023/07/03 09:11
国見 英
好きです。先輩
青葉城西 バレー部
!?!??!
後輩くんの口から出たとんでも発言。
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
うん、ごめんね
私、君の名前ですらも知らないんだ。
国見 英
大丈夫です!惚れさせますから……!
及川 徹
え!?ほんとに国見ちゃんどうしたの?
岩泉 一
なにか変なものでも食ったか……?
バレー部の人達に囲まれている後輩くん。
国見……?っていう名字らしい。
国見 英
俺は先輩が好きなので
矢巾 秀
あはは……
チャラ男も困惑してるよ。

私もだけど。
だって、初日にあんなに嫌われていたのに、急に告白だよ……?
納得できるはずがない。
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
……具体的にどんなところが?
国見 英
いや、生きているということの存在自体です
う〜ん……理解できないな〜……。
矢巾 秀
まぁ、頑張れよ
チャラ男に見捨てられるとか末期だよ。

国見?くん。
国見 英
当たり前です
一体私のどこが好きなんだろう。
存在全てって言われても……。
岩泉 一
そろそろチャイムが鳴る時間だろ。帰るぞ
まあ、話しているうちにご飯は食べ終わっていたためさっさと片付けて教室に戻る準備をする。
国見 英
え〜……先輩行っちゃうんですか?
もっと一緒にいたかったと淋しげな顔で国見くんは言う。
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
……部活でも会えるから
あんまりにもションボリしていたので、優しくポンポンと頭を撫でた。
国見 英
あなたの下の名前さんのおかげで午後の授業がんばれます。
好きです
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
ありがと
さらっと告白してくる国見くんを軽くあしらう。
矢巾 秀
俺らは先に帰りますので
及川 徹
じゃあね〜
チャラ男と一緒に屋上を出た。
矢巾 秀
あのね?あなたの下の名前さん?
男にそんな軽々しく頭撫でちゃダメだよ?
と思ったら説教が始まりました。
矢巾 秀
勘違いしちゃうの、わかる?
チャラ男の言っていることの意味が頭に入ってこない。

早口だし、言ってること難しいんだもん。
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
……わかる
矢巾 秀
わかってないね〜(呆)
なんか呆れられたんだけど。
矢巾 秀
はぁ……何言ってもわかんなそうだし、まあいいや
小声で言ってるの聞こえてるんだけど。

なんなのこのチャラ男。








午後の授業終わった。

最高すぎる。
一気に脱力していた。
矢巾 秀
ねえねえ
喋りかけないでくださいチャラ男さん。
矢巾 秀
シカトしないで(笑)部活一緒に行こ
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
やっぱ行かなきゃですかね
矢巾 秀
当たり前でしょ?()
このまま帰りたい……。

まだ部活あるとか拷問だって。
矢巾 秀
ほらほら行くよ?
手を引っ張られて部活に向かった。
意外と楽。

次からはこうやって連れて行ってもらお。


矢巾 秀
お疲れ様です〜!
及川 徹
お疲れ様〜秀ちゃんにあなたの下の名前ちゃん〜!
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
……うい
岩泉 一
授業はちゃんと受けたか?
矢巾 秀
受けてましたよ、意外ですよね
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
チャラ男○ね
矢巾 秀
いい加減チャラ男って呼ぶのやめろよ……
それ以外呼び方なんて無くない?
矢巾 秀
し・げ・る!!簡単だろ
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
……チャラ秀
矢巾 秀
はあ、秀だろ
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
……秀
矢巾 秀
おう
めんどくさいし、いいや。
及川 徹
俺も俺も!と・お・る・先・輩♡って呼んで
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
及川さん
及川 徹
ちょっと??!全然違うんだけど!!?
岩泉 一
黙れクソ川!!
及川 徹
ひどい!!岩ちゃん殴らなくてもいいじゃん!!
疲れたからじゃれ合っている二人から離れる。
松川 一静
おつかれ〜マネージャーなった人だよね?
花巻 貴大
ああ!あなたの下の名前?だっけ
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
……うい
部活ってこんなに人多いんだな。

名前とか及川さんと国見くんと秀しか覚えてない。
花巻 貴大
俺、花巻貴大はなまきたかひろよろしく!
松川 一静
俺は松川一静まつかわいっせい。よろしくな
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
如月あなたの下の名前です。よろしくお願いします……
花巻さんと、松川さん……?かな。
明日には忘れてそう←
岩泉 一
マネ業まだ教えてなかったよな?ちょっと来て
マネ業というのはマネージャーの……ぎょ、ぎょう?業務?

ま、まあ、マネージャーの仕事のことだ。
岩泉 一
スポドリはこの粉を入れて振る

岩泉 一
タオルはここでこうやって洗う


岩泉 一
ボールはここに返す


岩泉 一
得点板は言われた通りに入れる


涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
……りょ
仕事多いな……。

覚えきれないって。

やはり慣れなのかな。
岩泉 一
その他の分からないところは俺とかに聞いて
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
はい
マネージャーをやっている人の苦労が身に染みて分かりました。

尊敬だ。
監督
集合〜!!
岩泉 一
呼ばれたし、集まろっか



監督
はい、みんな授業お疲れ様。一つ連絡がある、及川くんに頼もうかな
及川 徹
はい!えっと、近々合宿を行います。参加校は烏野、青城、音駒、梟谷、白鳥沢ってとこかな?
合宿には沢山の学校が参加するようだ。
一つも覚えていない。
矢巾 秀
強豪多いですね……
監督
そうだな。成長が期待できる
あまりバレーについて詳しくないから強豪かどうかは判断出来ないが、成長が期待できるのはそうであろう。
監督
以上!練習開始!
監督の合図でみんな練習を開始した。

何気に初めて見るが、みんな本気なんだというのが伝わってきた。

やはり、頑張っている人は輝いて見える。
岩泉 一
あなたの下の名前、スポドリを頼んでいいか?
涼風 (なまえ:下の名前)
涼風 あなたの下の名前
うい
私も負けないくらい呪霊を払うのを頑張ろう((
今はまだまだ大丈夫そうだが、これから一級レベルが出てもおかしくはない。

早めに払っておくに越したことはないだろう。
シャカシャカシャカとスポドリを作る。
筋肉酷使するな←
マネージャーに対する尊敬の気持ちがまた上がった。



Next..

プリ小説オーディオドラマ