カチッ
カチッ
カチッ
病院に響く時計の針の音
夜の病院には誰も居なくて
まさに"お通夜"には最適だ

血色も無く
完全に冷たくなってしまったエマ
もう二度と
太陽のような笑顔を向けてくれる事は無い
ガラガラッ
パタンッ
堅は私にそう言い
霊安室を出て行った
エマが死ななければいけない理由は何.....?
どうして真も
圭介も
エマも
優しい人たちばかりが殺されるの.......?
殺 さ な い と
花垣side
こんな状態のマイキー君にッ
こんな事言いたくねぇけどッッ.....
俺だけでもッッ
前に進まないとッッ.....!
俺はマイキー君をその場に残し
病院の出口へ向かった
俺はもう一度
エマちゃんがいる霊安室へ向かった
ガラガラッ
俺はふと
エマちゃんの体の胸あたりが光っているのが見え
少しエマちゃんに近づいた
エマの体の上に置かれていたのは
エマちゃんの誕生日に
あなたの下の名前ちゃんがプレゼントしていたブレスレットだった

そのブレスレットはエマちゃんのようにキラキラ輝いていて
まるでエマちゃんそのもののようだった
どこ行ったんだろ........
プルルルル
ピッ



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!