私の最悪な一言で、教室の空気と視線が1点に集まる
馬鹿じゃん私
火に油注いでんじゃねーーーよ
え?馬鹿なの??ねぇ、私こんなに馬鹿正直だった??
えー。もういいや
初対面とかどーでもいいや
捨て捨て
と、高校生活を諦めかけたところ
と、遠くから声が聞こえ、今度はそちらに視線が行く
音がした方に目をやると
と、彼が私に近付いてきては
あ
思わず吹き出して笑うと、彼も驚いたように1度目を見開くが、同じように笑って
なんて私の肩に手を掛けて来た
と、ちょっとした脅しで睨んでみると
と、彼が場を和ませ私とあいつを引き離す
と、自身の席に移動すると、彼も着いてきて
なんてそのまま軽く談笑してたら
緑のもふもふ頭の子が教室に入ってきた
それはもうカチンコチンで
あの輩みたいな子とメガネくんを見ては固まり、
冷や汗をかきながら受け答えする
後から来た女の子に顔を真っ赤なまま話す姿は
いかにも、女の子慣れしてません!って感じで
上鳴とは別物って感じがする
と
と、低い声が教室にひびく
ドアの前をみる彼らは固まり、
と、声の主を探していると
寝袋に入った汚らしい髭面の男が入ってきた
周りがシンッッ と、静まり返ると彼は話だし
と、話せばみどりくんが
「 てことは …この人もプロヒーロー…? 」
とこぼす
なわけ
え'' 担任????
ジーマ〜で?
そして相澤先生はするするッと
慣れた手つきで寝袋を脱げばゴソゴソとして
と、体操服を支給される
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。