第7話

対面
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2024/04/07 05:09
あなた

… 治安 悪 ッ 、…

あ'''!?
私の最悪な一言で、教室の空気と視線が1点に集まる
馬鹿じゃん私
火に油注いでんじゃねーーーよ
え?馬鹿なの??ねぇ、私こんなに馬鹿正直だった??
えー。もういいや
初対面とかどーでもいいや
捨て捨て
と、高校生活を諦めかけたところ
あ!!!!赤髪美少女!!!
と、遠くから声が聞こえ、今度はそちらに視線が行く
音がした方に目をやると
上鳴電気
俺 だよ俺 ~ !!
あなた

… 新手の詐欺、

上鳴電気
いやいや、忘れたとは言わせ無ェ~ ぜ !?
俺ら、あンだけ熱い出会いしたのによ~!!
と、彼が私に近付いてきては
あなた

… 周りの人に勘違いさすような言い回しは
やめてよ、

上鳴電気
やっぱ覚えてんじゃん!
あなた

… 久々、?

上鳴電気
おう!久々!てことで名前教えてー!!
約束したっしょ!?
上鳴電気
中々来ないから、落ちたのかって焦ったぜ!
あなた

勝手に落とさないでよね、

あなた

私は魂野あなた ! 好きなように呼んでよ

上鳴電気
あなたちゃんか~ !!くぅぅッ!!
名前まで可愛いとか 最高じゃん!!
上鳴電気
改めて、俺は上鳴電気な!
あなた

チャラッ 、!!!

上鳴電気
え、なになに!そーゆー感じ!?
意外と明るいのね!好きだわーー!!
あなた

私好きくない

上鳴電気
んだよそれ~ !笑
あなた

ッ ふッ 、確かに… 笑

思わず吹き出して笑うと、彼も驚いたように1度目を見開くが、同じように笑って
おい'' 、まだ 話は終わってねぇぞ!!
なんて私の肩に手を掛けて来た
あなた

ねぇ、私の許可無く触んないで。汚れちゃう。

と、ちょっとした脅しで睨んでみると
あ''!? 反抗かよ!!  イライラすんな!!
上鳴電気
ま、まぁまぁ、初日で喧嘩はヤバいって!
上鳴電気
あなたちゃん、座ろ~ぜ!!!な!?
と、彼が場を和ませ私とあいつを引き離す
あなた

うん、そうだね。
問題児にはなりたくないし!

と、自身の席に移動すると、彼も着いてきて
あなた

え、、何

上鳴電気
ん?何ってなによ!
あなた

なんでついてくるのかなーって、

上鳴電気
え''ッ !ダメ!? 
俺さっき結構いい仕事したよ!?
上鳴電気
それに!知り合いっていう知り合い居ないし!?
あなた

… ま、いいけど。ね、私君のことなんて呼べばい?

上鳴電気
なんでもいいぜ?電気!とか、
電気くん!でも!あーーでも上鳴さん!も捨て難い!
あなた

…きもい、

上鳴電気
辛辣ゥゥ ~ !!
あなた

じゃぁ、上鳴、で!

上鳴電気
お、!いいぜ!
なんてそのまま軽く談笑してたら
緑のもふもふ頭の子が教室に入ってきた
それはもうカチンコチンで
あの輩みたいな子とメガネくんを見ては固まり、
冷や汗をかきながら受け答えする
後から来た女の子に顔を真っ赤なまま話す姿は
いかにも、女の子慣れしてません!って感じで

上鳴とは別物って感じがする
お友達ごっこしたいなら他所へ行け
と、低い声が教室にひびく
ドアの前をみる彼らは固まり、
ここは…
ヒーロー科だぞ
と、声の主を探していると
寝袋に入った汚らしい髭面の男が入ってきた
あなた

え、むりむり、こわいこわいこわい

周りがシンッッ と、静まり返ると彼は話だし
はい、静かになるまで8秒かかりました時間は有限。君たちは合理性に欠くね
と、話せばみどりくんが
「 てことは …この人もプロヒーロー…? 」
とこぼす
なわけ
担任の
相澤消太
相澤消太だ。よろしくね
え'' 担任????
ジーマ〜で?
そして相澤先生はするするッと
 慣れた手つきで寝袋を脱げばゴソゴソとして
相澤消太
早速だが、コレきてグラウンドに出ろ
と、体操服を支給される

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