第6話

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2026/01/06 07:00 更新


 王子サマのところに向かうために街を歩く。

 別に行く必要なんてないけど、
 外れが少しでも良くなる可能性があるのなら、
 という一心があるだけ。

 王子サマもモノ好きだなー


.
  おい  
.
  おい、お前、黒髪  
あなた

 「黒髪」

 そんなの私にはどこを見ても見当たらない。

 誰も返事をしない。

 一体誰に対して言っているのだろうね。なんて
.
  聞いているのか!!  
あなた
  、触んないでよ!!離して!
私は黒髪だなんて名前じゃない

.
  お前、今なにをしていた  
あなた
  は?何もしてないけど  
.
  何か盗んだだろ。
黒髪は信用ならないんだよ

 黒髪黒髪って…
あなた
  うるせぇんだよ私からしたら
あんたのその茶髪は不愉快なんだよ!!

 中途半端に染めやがって…

 頂点から色落ちしていってて中途半端で汚らしい…
あなた
  その色褪せがかっこいいと思ってんの?  
.
  な、国の騎士団に向かってそんな口を…!!
貴族だけでは飽き足らずこちらにまで!!
あなた
  私の挑発に簡単にのっちゃう騎士団がいる  
だなんてこの国、ダメなんじゃない?
あなた
  騎士団として実力不足なんじゃねぇの?  

 可能性は低いがそっちがなにか手を出してくれれば…

 『なんの攻撃もしていない国民に手を出した』
 いくら私が忌み嫌われていても報告はそうなるはず

 王子サマに報告が行けばきっと
 いい感じに対処してくれるだろうし
.
  っ、黙ってさっさと謝れよ!!!  

 ほら、案の定腕振りかぶっちゃって、笑笑
あなた
  あーあ、オニーサン煽り耐性ないんだね  


  はーい、ストップ  








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