米将軍side
見舞いの後、アルマ先生に呼ばれた。
近状報告をしたいとのことだ。
最初に話した言葉は、これだった。
アルマ先生の顔は笑顔で。でも、悲しそうに。
ゆっくりと説明してくれた。
ふと、疑問をなげかける。
悩みながら、俺の目を見た。
何かを決意したように、アルマ先生は続ける。
容易に想像ができる。
雨栗という人間は、
誰よりもメンバーを気にし、仕事を愛してきた。
体調が崩れるまで、メンバーを気にして
何も言わなかった。
軽い会釈をして、退室した。
雨栗side
過去、何度も言われた言葉だ。
退院は全快じゃないことぐらい分かってる。
またここに戻ってくることくらい分かってる。
家に戻ったところで、やることはないのに…
やれるような事もなく、迷惑かけるだけなのに…
優しく微笑み、そう言った。
俺は表情を変えないように応える。
複雑な感情が俺の中で湧き出た。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。