___ 夜明けの鐘が鳴り、
絶望の日が昇る ___
___ 澪の家 ___
雫サンは今にも泣きそうなか細い声で呟き、
涙を堪えエンバーミングを始める、
シエンは涙腺が緩んでおり、
マミは狂おしい程に落ち着いている様子であった
___ 蘭夢の家 ___
蘭夢サンは家には居ませんでした
けれどシエンは蘭夢サンの居場所が
わかったらしいのです
雫サンは冷え切った声で命令します
アハハ…ナンダカピリピリシテマスネ(笑)
___ 薔薇の花園 ___
そこには蘭夢サンの字で書かれた血濡れた紙と、
冷たく薔薇に絡まった蘭夢サンが倒れていたのデス
雫サンは黙ってエンバーミングをしていますネ

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!