俺はずっと、この暗い場所に閉じ込められている。
前までにもたまにこのようなことがあって、きんときに病院に無理やり行かせられた。
そしたら、急に医者が入院とかいうワードを放ってきた。
たしか、『闇監病』だったか?
ステージというものがあるらしく、数日前あたりにはステージ4までいっていたらしい。
だからなのか、多分2日ほど暗闇の中にいる。
酷くなかったら数分後に急に周りが明るくなって現実に戻ってくるが、ステージ5までいくと帰らぬ人となることが結構あるらしい。
こう考えると、自分のタヒが近づいてるんだな、ってよくわかる。
そう思っていると、周りが明るくなってきた。
あぁ、俺はまだ生きている。
目を開けるともう見慣れた病室が見える。
この病気は突然暗闇の中にとぶから、よく床に倒れる。
まあ、それは仕方ないけど。
せめてベッドの上が良いよな、誰でも。
ガチャ
この病院の医者の一人のなかむさんが部屋に入ってきた。
思った通りの時間だ。
時間感覚はやはり狂わないらしい。
そういえば、ここ1週間ちょいくらいアイツらに会ってない気がする。
ん…?
今きんときとシャークんって言ってたか?
ぶるーくは…?
…
返答がこない…?
これまで一度もこんなこと無かったぞ?
その何も読み取れない笑顔を一瞬見て
俺はまた暗闇の中へ吸い込まれていった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!