第13話

肝臓やられてない…よね?(後編)
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2021/09/05 01:02
侑「なぁ?明日店開いてるん?」
治「明日は祝日やから休みや」
侑「うちに来こない?」
治「なんでやねん。」
侑「お前だけやとまたあなたちゃんに誤解言いそうやな〜ってな?」
治「………で?」
侑「乗り気になったん?それとも図星か?」
治「やかましいわ。」
侑「それに俺の家の方が明日仲直りした後のんびり夫婦デートできるで?」
治「………どこや?」
侑「そこを右のタワマン」
治「お前を車に乗せん方が良かった気ぃするわ」
侑「まぁまぁ…!明日の朝ごはんは楽しみにしてるわ。」
治「冷蔵庫に何あるん?」
侑「酒しかないんや」
治「なら先スーパーよるわ」


























































































侑「ムードないなぁ。普通お姫様抱っこやろ」
治「起きないよう運ぶの優先や。それよりあなたの寝顔見んな」
侑「やっぱりあなたちゃんが心配する必要ないなぁ」
あなた「んん…」
治「当たり前やん」





















































治「おい布団しけや」
侑「おんそこに敷いといたわ。」
ドサッ
治「こんな可愛ええ嫁さん手放すわけないやん…」
チュッ
侑「サム?飲むか?」
治「まだ飲むんか?」
侑「お前が飲むんなら飲む」
治「俺は飲まんよ。あなたが飲んでる時に俺も飲むんや」
侑「やっぱり俺が言うようにあなたちゃんにゾッコンやったな。明日謝るんやで?」
治「謝るんも何もな。やっぱ隠し事は嫁にはバレるって分かったな。」
治「俺の大切な大切な奥さんやからな」





















































































あなた「ん………」
うっすら目を開けると見知らぬ天井…そしていつもと違う布団…匂い…
あなた「ここどこ?」
隣にはもう1つ布団があって綺麗に畳まれていた。
あなた「やばい…記憶がない…」
とりあえず…起き上がってドアを開くと
いい匂いがした
あなた「ん…ご飯…」
侑「おはようさん…!随分寝とったな」
あなた「記憶がだいぶ…いやほぼないんですけど…私どれくらい飲んでました?」
侑「あなたちゃん昨日はやばかったな。20杯くらい強い酒飲んどったさかいな」
あなた「うわぁぁ…だからかぁ…」
侑「二日酔いか?」
あなた「いえ…本当にお酒飲みすぎちゃった…肝臓が…」
侑「二日酔いせぇへんてすごいなぁ。まだ飲めたんかい…」
治「おはようさん」
あなた「おはよ…」
あなた「ここってどこですか?」
侑「俺ん家〜あなたちゃんあの後爆睡やったからな〜覚えてないかー」
あなた「申し訳ないです…」
侑「構わんよ!それよりもサムが朝飯作ってくれたんやで?食べようや!」
あなた「はい…」
朝ごはんの時、私と治の会話はなかった。



















































治「あなた…」
侑「あなたちゃん〜サムが話したい事あるんやって〜」
あなた「………なんですか?」
いや…何?ご飯食べ終わって…
机で話すって…裁判?

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