第28話

27 × よ ろ し く
381
2024/04/13 05:01
フ ィ ン ク ス
やべ…っ

マチ
ちょっと、バレちゃうよ!




クロロ
もうバレてるよ。…フィンクス、マチにパク

パ ク
ごめんなさい団長。邪魔したかしら



(なまえ)
あなた
あ、や…クロロとはそういうのじゃないから別に……

クロロ
そうだな
フ ィ ン ク ス
え、さっき団長の頭撫でt
マチ
ゲシッ)黙りな!


マチ
…ヒソカが、「団長がデートしてる」なんて言うから……

(なまえ)
あなた
…っはぁ!?あの変態(自称)奇術師が……💢

怒りで握った拳がふるふると震える




フ ィ ン ク ス
そんじゃ団長、あなたの下の名前この女なんなんだ?

そう言いながら、男が私を指さした。

クロロ
ん…マチたちと同じ、流星街に居た頃からの友人だ

マチ
え…でもあたし達、この子と会ったことあるっけ?

(なまえ)
あなた
…あー、多分ないと思います




クロロ
あなたの下の名前が人見知r
(なまえ)
あなた
ゴチンッ)
クロロ
ぃた…

自分が昔人見知り…ということをバラされるのはなんか嫌だった。

パ ク
あなたの下の名前ちゃん…っていうのね、…宜しくしていいのかしら?

女性が私に手を差し出してくれる。

握手を求めているらしい。


───意外とフレンドリーな人なのか…?
(なまえ)
あなた
あー…










クラピカのことが一瞬よぎった。


クラピカとのことを考えると、旅団員と関係を持つのは、かなりまずい…







どうすべきか分からず、クロロの方をちらりと見る。

……が、すぐに後悔した。


クロロ
……✨️✨️
(なまえ)
あなた
……


クロロの目が、きらきらとかがやいている。


旅団員の人と私が仲良くなることが嬉しい
らしい。







…クロロの期待の目には耐えきれず、差し出された手を握ってしまった。


(なまえ)
あなた
……よろしくです。あなたの下の名前、です



パ ク
パクノダよ。よろしく。

マチ
マチ。よろしく

フ ィ ン ク ス
フィンクスだ。

マチ
あんたは入ってくんじゃないよ!
マチさんがフィンクスさんの腹を、肘で軽くつつく。

フ ィ ン ク ス
んだよ、いいだろ別に。理不尽だろ
パ ク
ガールズトークに堂々と入れる勇気だけは尊敬するわ

(なまえ)
あなた
…くすっ

(なまえ)
あなた
皆さん、ほんとに仲がいいんですね


マチ
…まぁ確かに、
パ ク
コミュニケーションはとってるほうかしら

(なまえ)
あなた
そういうのいいですね。素敵です






(なまえ)
あなた
……………ぁ
そこで自分の失言に気づく。


───私はクラピカの仲間…なのに、こんなことを言ってしまったら、まるで私が……!

パ ク
…ふふ、ありがとう
マチ
……ま、楽しいよね
フ ィ ン ク ス
結束は強ぇよな


しかし、旅団の人達はそんな私の考えを知るはずもない。


ただ嬉しそうに笑ってくれた。







(なまえ)
あなた
……

その笑顔を見て、私はまた新たな疑問を見出してしまった。























(なまえ)
あなた
(……幻影旅団…って、本当にただの非道集団なのかな…)

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