ㅤㅤㅤクリスマスの夜 、みんなで時間を作って
ㅤㅤㅤイルミネーションを見に来ました !
ㅤㅤㅤなんだかんだぼんさんも楽しんでるようだ
ㅤㅤㅤ当たりを見回してもいちゃこらしてる
ㅤㅤㅤカップルばっかり 。
ㅤㅤㅤいいなぁ 、私も“ 誰か ”とこんな風に
ㅤㅤㅤいつか過ごせるのかな
ㅤㅤㅤその時 、“ 誰か ” でなぜか目の前にいる
ㅤㅤㅤ彼を思い浮かべてしまったのは
ㅤㅤㅤ墓場まで持っていこう
ㅤㅤㅤちょっと前まで大嫌いだった君と
ㅤㅤㅤこうして並んでイルミネーションを
ㅤㅤㅤクリスマスに見るなんて想像もしてなかった 。
ㅤㅤㅤそれはきっと彼も思ってる … はず
ㅤㅤㅤ声のするほうを見るとなにやら
ㅤㅤㅤぼんさんが人の多い方へ進もうとしてる
ㅤㅤㅤ迷子にならないようにみんなで
ㅤㅤㅤそっちに進むようだった
ㅤㅤㅤくるっと璃都に背を向けて
ㅤㅤㅤみんなのいる方へ歩き出した時だった
ㅤㅤㅤぐいっと腕を引っ張られた
ㅤㅤㅤそう言って近くにある大きめの
ㅤㅤㅤツリーの前に立った
ㅤㅤㅤ相変わらずだねと呆れたように
ㅤㅤㅤ璃都は笑った
ㅤㅤㅤそう言った彼は光に照らされて
ㅤㅤㅤ本当に綺麗な微笑みだった 。
ㅤㅤㅤみんなの中に自分もいることを少しばかり
ㅤㅤㅤ願って私は返した
ㅤㅤㅤ数m先にいるみんなの元へ
ㅤㅤㅤ歩き出した璃都の背中を追った 。
ㅤㅤㅤまだまだ自分の気持ちに素直にはなれないし
ㅤㅤㅤ璃都との距離が縮まった訳でもない 。
ㅤㅤㅤでも来年も来るって言ったからには
ㅤㅤㅤちゃんと果たしてよね 、璃都 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!