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第7話

#005
4,680
2022/05/10 11:12


















あの話し合いから数日。













私は夏休みなのにも関わらず高校へ行き、

転学届をだして、








転入の準備をしています。



















と言っても転入は確定で、




私がテストの度に校内1位だった事がバレ、














校長さんともお話してあとは、引っ越す準備くらいまで進んでしまった。





























  轟     焦  凍
轟 焦 凍
  あなた出来たか?  
あなた
  終わってるよ〜。  
  轟     焦  凍
轟 焦 凍
  じゃあ、行くか。  
あなた
  いや、私は相澤先生が
迎えに来てくれるらしいから。
  轟     焦  凍
轟 焦 凍
  そうなのか?  
あなた
  うん。だから先行ってな。  
  轟     焦  凍
轟 焦 凍
  分かった。  
























そう言うと焦凍は出ていった。













がらんとした家を見て感傷に浸る。






もう、ここには姉さん冬美しか住んでないんだ。












  寂しい思いをさせてしまうな。













ごめんね、姉さん。






















  そう思っているとインターホンが鳴る。





















  私は荷物を持って、玄関へと急いだ。    





























                           ___________














  相  澤    消  太
相 澤 消 太
  来たか。  
あなた
  わざわざすみません。  
お願いします。















軽く一礼して、車に乗る。













  本当に、自分でも訳の分からない事になっちゃったなぁ。






















正直、不安だ。
















今までヒーローをめざして頑張ってきた子達と過ごす。





















家庭の事情で。




部外者の私が。


























  相  澤    消  太
相 澤 消 太
  不安か?  










そんなふうに聞かれたって答えは1つだ。








あなた
  いえ、大丈夫です。😊  


















そんな思いもバレていたようで。









  相  澤    消  太
相 澤 消 太
  受け入れない訳が無いと思うぞ。  
  相  澤    消  太
相 澤 消 太
  将来ヒーローになる人達だ。
突き放したりなんかしないさ。












その言葉に安心したのか、涙が出てくる。


























私は焦凍の担任がこの人でよかったと思う反面、




















嬉しくて、胸が高鳴った。


























私にそんなふうに声をかけてくれる人なんていなかったから。




























___________












あの、落ち着こ??





 




これは昨日のやつだけどね??






私びっくり。





嬉しくすぎて泣くかと思った。










ありがとう😊😊






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