紅一点は94lineです。

ボッチ至上主義だった相原葵衣の静かで平穏な生活は、高2の始業式の日に終わりを告げた。 葵衣のそれまでの「当たり前」をぶち壊した周、そして司、成也の四人は進級し、受験生となる。 共に過ごす時間が長くなるにつれて変化していく関係。それぞれが抱える悩み。 変わらないものなんてない──再び崩れていく「当たり前」の先にあるものとは？ イラスト／美々

「私、涼太に告白する……！」 　高校一年生の狩野なつめは、長い間片想いをしてきた幼馴染の周央涼太に告白することを決意した。しかし、想いを告げようとしたその日、彼は目の前でゾンビに襲われてしまう。 　彼を失ったと思い絶望するなつめだが、ゾンビ化した彼には、ほんの少しだけ自我が残っているようで……？ 彼を人間に戻し想いを伝えるため、なつめは荒廃した世界に旅に出る。 　ゾンビパニックホラーの中で描く、切ない恋の物語。

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