第2話

初対面
792
2026/05/11 05:10 更新
あなた
異臭だな





館に踏み込んでから感じる異臭

もともとの臭さもあったのかもしれないが、
原因は館の至る所に広がっている変死体だろう


原型を留めないほどに切り刻まれ、風穴らしきものも空いている
手っ取り早く殺すために急所を切り裂き、突き刺したのだろう 二人がやりそうだ


ごめん、夢中になっちゃって、、、
葛葉
スンマセン


あなた
いい、むしろ生きている可能性がないから安心できるよ


そう伝えてやると照れたように顔を背けた

こういうところは可愛いものだな




葛葉
ん、着いたぞ
ここだ



葛葉に案内された場所に行くと
広く豪華なリビングに無機質な檻が構えていた

酷くアンバランスな光景だが、そこに落ちる死体によってさらに奇妙に見える

あなた
、、、なるほど




巨大な檻の中に居たのは
やせ細った四人の奴隷だった


巨大な檻とやせ細った子供のサイズ感が妙でこちらもアンバランスだ
檻の中には骨や腐った死体も転がっている
この奴隷達は生き残りなんだろう



四人で肩を寄せ合い、震えながらこちらを見据えている

自分達を支配していた者たちが急に目の前で殺されていったので混乱しているようだ





酷いね、奴隷への扱い
あなた
全くもってその通りだな
葛葉
こんなの時代ハズレなんてレベルでもねえよ




奴隷たちへの扱いは一目見てわかるほど酷かった

食事もまともに与えられないようなやせ細った体、
衛生環境の悪い檻内、
死人の出るような過酷な管理、

数え切れない程の規則違反が見受けられた


あなた
葛葉、この檻壊せるか?
葛葉
ん、


(ボキッ


奴隷への配慮なのか丁寧に檻を破った葛葉



あなた
ありがとう、葛葉


ゆっくり、そして確実に檻の中へ足を踏み入れる




奴隷
(ビクッ






さて、この奴隷達をどうしようか

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