──高級レストランにて
伊月は胸ポケットからあるものを取り出しあなたの目の前に
見せる。
四角い箱の形をし、あなたはハッ、としバッと伊月の顔を見る。
目元に涙が溜まってるのを感じる。だって、それは──
ニコッと微笑む伊月にポタポタ、と涙が溢れる。
婚約指輪──だったのだ。
ゝ
家でネームを書いてる途中、キラン、と輝く指輪に
あなたはニマニマ、と顔の頬を緩む。
それを見た担当の人──皐月 優はあなたを揶揄う
実感・・・湧かないなぁ・・・、
半年前までの私は男女の関係になるとは思わないだろうな〜・・・
──半 年 前 。
今日は私の担当人である皐月優が体調不良で休みになってしまい、
他の人も手が空かず、直直 私が出版社の所に向かったのだ。
そんな向かってる途中、チンピラに絡まれてる人がいた。
それを見過ごせなく、つい咄嗟に助けてしまった。
脅しでチンピラの顔直前に蹴るフリをすると、
チンピラは勘違いしたのか、顔を真っ青にさせ、
悲鳴をあげて逃げていった。
ポカーン、とする男にあなたはその人の体をみた。
怪我をしてないか、をだ。
ガン!と大袈裟に落ち込む伊月にあなたはふふ、と微笑む。
面白い方だな・・・と。
それがキッカケに他人から友達、そして恋人に辿り着いた。
ピンポーン、とチャイムが鳴り響く。
配達かなと思いあなたは玄関に向かい、開けると
そこには見知らぬ人、男性がいた。
配達の人・・・ではないか、
わぁ、イケメンな方ですね〜、
"アンタ"と呟き、あなたの手首を掴み口を開く──
ポケットから端末を取り出しポチポチ、と写真ファイルを開き、
ある写真を見せる
1枚目は、伊月夫婦と思われる写真・・・しかも旦那さんは
私の彼に似てる・・・伊月康太に。
2枚目に見せてきたのは、この前彼とレストランに行った
私と彼の写真。
なにこれ、?
マジ、どういうこと・・・!!!?
𝑁𝑒𝑥𝑡➯➱➩













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。