第16話

昔の話_
1,738
2019/08/23 12:43 更新
あなた
私は__
あなた
虐待を受けていた。
さとみ
さとみ
え、、?
ジェル
ジェル
あなたちゃん、ほんとやんな?
あなた
うん。
あなた
小さいころ、親が毎晩喧嘩しててね。
あなた
それから私は毎晩1人で泣いてて。
あなた
誰も相手にしてくれなくて。
あなた
結局離婚したんだけどね笑
その後、母親は病んで、
あなた
急に私に「死んでもいいかな」とか
包丁突き付けてきたりして。
あなた
ずっと辛くて。
あなた
そんな事が家庭で起こってるのに
学校では虐められて。
あなた
どこにも居場所がなかった。
あなた
そこで、私は手紙を書いたの。
あなた
昔、ずっと仲良かった人。
あなた
莉犬くんとるぅとくんに。
あなた
虐待を受けていること、学校で虐められてること...全部書いた。
あなた
でも、返事はなんて書いてあったと思う?笑
るぅと
るぅと
.....。
莉犬くん
莉犬くん
っ....
ころん
ころん
「大丈夫?」とかじゃ...
あなた
ううん。
あなた
「絶対嘘だろ」ってさ
さとみ
さとみ
え...
あなた
もう誰も信じられなくて。
あなた
そんな時、母親は再婚した。
あなた
再婚した相手は、若くて顔も整っててお金も持ってて優しそうな人だった。
あなた
"この人なら"とか少しでも期待した私が悪かったんだろうね。
あなた
再婚相手は私になんて言ったと思う?
ジェル
ジェル
心配してくれたん..
あなた
ううん。
あなた
「君はこれからいない存在だから」「関わらないで」ってさ。
あなた
結局、2人は子供を作ってどこかに逃げてった。
あなた
そんな私を救ってくれたのがゆいの家族だったの。
あなた
「一緒に住もう」って言ってくれた。
ゆい
ゆい
、、、
ななもり。
ななもり。
なんで...
ななもり。
ななもり。
なんで莉犬くんとるぅとくんはそんなこと言ったの?
莉犬くん
莉犬くん
そっ、それは!
るぅと
るぅと
僕らはあなたに会いたくて、小学校に入った時にあなたのお母さんに連絡を取ったんです。
るぅと
るぅと
そしたら、「ごめんね。あなたが会いたくないって言ってる」って来たんです。
あなた
え...?
るぅと
るぅと
あなたはもう僕らが嫌いなんだなって
るぅと
るぅと
すごく傷ついて。
莉犬くん
莉犬くん
だから!
莉犬くん
莉犬くん
だから俺らは、急にあなたから手紙が来て、信じられなかった。あんな優しいあなたのお母さんが虐待とか、あんな友達がいっぱいいたあなたが虐められていたとか。
莉犬くん
莉犬くん
あなた...ごめんね。
るぅと
るぅと
本当にごめんなさい。
あなた
____いいよ。
全員
!?
あなた
大丈夫。
あなた
そんなことがあったなんて知らなかったから...
あなた
しょうがないよね。大丈夫。
あなた
私は2人が大好きだよ。
莉犬くん
莉犬くん
あなた....!
るぅと
るぅと
僕らも大好きです。




そう言った2人の瞳。










涙が頬をつたっていた。
ゆい
ゆい
良かった.....





ゆいも泣いていた。












私と同じくらいの気持ちで
一緒にいてくれたんだもん。


さとみ
さとみ
あなた...。
さとみ
さとみ
辛かったよな。




そう優しく言って











さとみくんは私を抱きしめてくれた。










さとみくんの腕の中は暖かくて。











あなた
ありがと...




そう言い残して私は










静かに眠りについた。







プリ小説オーディオドラマ