第70話

ほんの少しの違和感
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2025/06/01 04:56 更新

 

アプリのバグで、会話の部分が全部消えてたので投稿し直しました!
ご迷惑かけてすみません🙇













ユンジュside




 あぁ、私何でここにいるんだろう。




 なんて、後悔する気持ちと同じくらい、



 あなたちゃん、なんて可哀想なんだろうと思う。






 だって、この状況、どう考えてもおかしいよね






Jaehyun
Jaehyun
大丈夫だって!
Jaehyun
Jaehyun
手繋いで一緒に行こ?
me
me
…えぇ、でも
taesan
taesan
……
taesan
taesan
あなたは怖いの苦手なんで
taesan
taesan
お化け屋敷とか無理です
Jaehyun
Jaehyun
それって昔の話でしょ?
taesan
taesan
人はそう簡単に変わりません




 お化け屋敷にあなたちゃんを連れていこうと手を引っ張るジェヒョンさんと、そんな2人を止めようとあなたちゃんの空いた片手を掴むテサンくん。




 お化け屋敷に行くのが嫌なのか、それともこの状況が嫌なのか、顔色が相当悪いあなたちゃん。




 私、どう考えても仲間外れだし。


 
 そもそも、テサンくんはあなたちゃんに嫉妬させたくて私を呼んでるのに、自分が嫉妬してばっかりで余裕が無さすぎる……。





 
Jaehyun
Jaehyun
怖いならくっつけばいいし
Jaehyun
Jaehyun
俺と一緒なら楽しいよ
Jaehyun
Jaehyun
ね?だから行こ~?



 ……下心が丸見えですよ。ジェヒョンさん。







 それはともかく、私が今日すべきなのは、あなたちゃんを嫉妬させて、テサンくんのことで頭を一杯にさせること。




 ……あぁ、やっぱりどう考えても好きな人からこんな用件受け入れる私って、馬鹿だな。




 ジェヒョンさんにも、あなたちゃんにも申し訳ないし、自分が一番こんなことしたくない。




 あなたちゃんが揺らぐことがないぐらいジェヒョンさんに一途だったらよかったのに。




 



あなたside




 怖い。怖すぎる。





 結局4人でお化け屋敷に入った私たち。



 正直怖すぎてダブルデートとかもうどうでもいい。




 必死に先輩にしがみついて、後ろに隠れる。




 
Jaehyun
Jaehyun
ㅎㅎ


 なんでさっきから嬉しそうなんだよ。先輩は。



 
 先輩だって怖いの苦手なくせに。



 さっきから私と一緒に声出して驚いてるの知ってるんだから。





taesan
taesan
ユンジュ
Yunju
Yunju
はい?




 なんだ?




 前を歩いている2人が、ひそひそと何かを話し始めた。




 2人とも全然怖くなさそうで、会話するほど余裕があるらしい。




 しかも歩くの早いし。




 なんでお化け屋敷入ったんだよ。




taesan
taesan
もっと近づいて
Yunju
Yunju
は、はい




 うっすらと聞こえたその声と、テサンの手をぎゅっと掴むユンジュちゃんの手。




 ……前言撤回。





 ダブルデートはやっぱり最悪。



 お化け屋敷とか言ってる場合じゃない。




 あぁ、ほら。



 テサンが繋がれた手を恋人繋ぎにそっと繋ぎ直すところとか。見たくなかった。













 ユンジュちゃんと一緒に化粧直しを終えて先輩とテサンのところへと戻ると、綺麗な女性たちに声をかけられていた。




 ……はぁ。先輩とデートをする度にこうだ。




 今はテサンもいるし、余計に女の子達が寄ってくるのだろう。




 
Yunju
Yunju
あれって、ナンパ…?
me
me
人気者と付き合うって
こういうことなんだよ
Yunju
Yunju
……



 テサンは、相変わらずのスルースキルで、スマホを見たまま、女の子達をまるで空気かのように扱っている。



 テサンはそういう人だった。




 自分が大切な人以外に労力を使わない人。




 だからこそ、彼の特別になれるのがどれだけ嬉しいことだったか。



 
 ……もう、彼にとっての特別は、ユンジュちゃんだから。




 テサンにとって、私はもう、あの女の子達と同じなのかな。




 
Jaehyun
Jaehyun
ごめんね、今は彼女待ってるから!



 ……テサンとは違って、やっぱり先輩は誰にでも優しい。



 諦めがつかず未だに連絡先を交換しようとする女の子達にも、笑顔でお断りをする先輩。




 そんな優しい笑顔じゃ、諦めつかないに決まってるじゃん。









 
Yunju
Yunju
あなたちゃん、行かないの?
me
me
あ、うん、行く!








 この時はまだ、先輩への募る不満も、先輩が好きだからこそ、嫉妬する気持ちなんだって思ってた。





 思えばこの時、そんな自分の気持ちを隠さず、先輩に正直に言うべきだった。




 そうしていたら、何か変わっていたのかな。






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