ふわふわのバスタオルで体を拭いて元の服を着る。
ホールに戻ると、シャークんさんは会ったときと同じ場所で何か作業していた。
彼が運んできたのは緑色のドリンクとサーモンの乗った丼だった。
ドリンクは色合いとミントからすでに爽やかさが伝わってくる。
生鮭丼はとろとろのサーモンがたっぷり乗っている。
お出汁をかけて味変もできるようだ。
彼の手には6色のボール形の入浴剤が。
にっ、とギザ歯を見せて彼は少し笑った。
しかしどこか悲しさが宿っている。
そうだ、温泉ももう、終わってしまう。
いやいや、なおさら使えないよ!
昨日のきりやんさんといい、なかむ…さんの名前を出すときに濁すのはなぜだろう?
彼ら5人の温泉の色、それに加えて水色の入浴剤があった。
あ、みなさんがやってきた。
思い切って聞いてみると、みなさんは各々目を見開いた後、悲しげな表情になる。
全員がその声の方を向く。
みなさんが横にズレて、彼の姿がはっきり目に映る。
水色の瞳をたたえた男性だった。
しかし前髪で隠されていない方の目が、曇っているように見える。
服装は浴衣ではなくパンダを模したパーカーを着ていた。
無期限活動休止…(どこかの緑林檎かな)
次回予告:1/16
EP6 フローラルムスクとスフレパンケーキ
作者より
なんとなく暗くなってまいりました…お話も、我の気分も。
の中で最後のオチどうした。






![【🎤】悪魔と天使のふたりぐらし[完]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/1d831c74403abfecbe0102e7e70b345e5b04d9a1/cover/01JHEVWAXVWBF3K8ZCZBJ673XM_resized_240x340.jpg)





編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。