バンッ
重い銃声が辺りに響く
今日は3人…少ない方だな
付けていたイヤホンからジジッと乱れながら聞こえる
血濡れた手…顔にも飛び散ってしまった
この手を見る度に罪の重さを自覚し、帰る足取りが重くなる
姉さんが公安から居なくなってから、私が公安に見つかり、まるで姉さんの空いた穴を埋めるように姉さんがしていた仕事が全て私に回ってきた
当時はまだ姉さんが15?とかで私が5歳の時
今になれば、まだ5歳の時子供に何押付けてんだって怒りが湧いて来るが、その時は何が何だか分からないまま「お姉さんの役に立ちたいでしょ?」と言われ言葉のまま信じて人を撃った
答えは分からない、頭の中にふと湧いた言葉を零す
多分…もっと辛かったのではないか
ずっと疑問な事
何故姉さんが居なくなった途端私が公安に連れていかれたのか
まぁ…私のことを隠しながら公安の圧力に耐えていたんだろうと勝手に思っている
そんな考え事をしているうちに家に着いてしまった
公安が支給した家は全くと言っていいほど使っていない
パッとテレビを付けBGM代わりにニュースを垂れ流す
「今注目の的となっている雄英高校ヒーロー科の襲撃事件ですが…」
先生方に聞きに行かねぇと
襲ったヴィランの情報が欲しい
学校にサッと文章をうちメールを送信する
ポイッとソファーにスマホを投げベットに倒れ込む
返信は明日かなと思いながら深くため息を着いた
時刻 11時37分
風呂に入り、諸々済ませてベットに腰を下ろす
タイミング良くピロンッとスマホが鳴る
学校か?こんな時間に?
不審に思いスマホのロックを解除すると
来ていたのはLINEでホークスからだった
自分と同じで子供の頃に公安に引き取られヒーローになった、それまでは家族で色々トラブルがあったらしい
あいつも22歳か…時の流れって怖ぇな
近くのベランダの窓に目をやると赤い羽根が見える
そこで察した
来るの急なんだわwほんとに…
カチャッと窓の鍵を開けホークスをベランダから中に入れる
そう明るい笑顔を見せるホークス
童顔なのは変わんないねぇ
何しに来たの、と問いかけると
仕事で沈んでいた気分が嘘のようにスっと軽くなった
こいつはいつも私を笑顔にしてくれる
大事な後輩だ
そう言うとホークスは、はぁ…とため息をついた
ボソッと何かを呟いたあと、既に言ったとかないですよね!?と少し大きな声で言う
ホークスはし俯いて黙ってしまった
え、なんかごめん
何かダメだったかなと思いサッと紅茶をいれホークスの前のテーブルに出す
2人で明日の仕事も忘れて紅茶を飲み、気を抜く
君といると何か…安心できるな
何でだろうな、
ホークス












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!