第21話

第20話 記憶
159
2025/05/31 02:04 更新
幼少期、あなたの下の名前はごく普通の子供だった(・・・)
星が好きで、他の人よりも少しだけ目が良いだけの...ごく普通な男の子




しかし、そのせいで見えてしまったのだ





夏休み、天体望遠鏡を覗いて星を見ていたあなたの下の名前の目に写ったのは...UFOだった



あなた
お父さん!見て!UFO!


そう無邪気に父親に見せた写真の中には...長身で水色の肌をした宇宙人らしき人物が写っていた


その後、あなたの下の名前たち槌幸一家は行方不明になった
それからは......地獄の実験の日々だった

薬を打ち込まれ

電流を流され

毒を飲まされ

謎の生物と戦わされ

他にも数々の実験をさせられた

しかし、あなたの下の名前は折れなかった
いつか両親が助けてくれると思って...いや、そう思い込んで


しかし、現実は無情だった

実験の日々が暫く続いたある日、あなたの下の名前はまた、変な生物と戦わされた

しかし今回は本能的な、謎の抵抗感があった

だからあなたの下の名前は小さい声で聞いた
あなた
この生き物って...ナニ?
すると、宇宙人は答えた
"ソレはお前の親だったモノだ"...と
その時、あなたの下の名前は自分の心が壊れる音を聞いた
それからは、淡々と言われたことをこなすロボットの様になった...
そして、戦いの訓練をさせられた
あなたの下の名前は星を支配する時の捨て駒にされると知っていた
しかし、あなたの下の名前は抵抗しない
しても無駄だと理解しているから
そして、その訓練の教官は...ドーベルだった
ドーベルと訓練のついでに色々な星を巡り、壊す様を見ていた

...なんなら参加させられた時もあった
そんな日々が続いたある日、更なる実験のため...と最初のUFOへの帰還命令が下された
そこでは、色々なヒトが実験されていた
そして、あなたの下の名前も...(プツン
次に目覚めると、何も知らない自分に戻っていた
そして、また実験...実験実験実験実験実験実験実験実験実験実験実験実験実験実験実験実験実験実験
"前のお前は"とか言われても分からない、知らない...なのに、身体は覚えている
身体は"前"もあってか、本来の身体ならばズタズタになって死んでいるであろう程の傷がある
ジブンが変わっていくのが分かる...とても気持ち悪くて、とても苦しい...毎日毎日嘔吐して、気絶する...
そして、また心がコワレ...る寸前、不意に扉が開き何者かが入ってきた
???
...ここなら
外では警報音がなり響いている
おそらくこの少年が脱走したのだろう
あなた
だれ...?
???
なっ!?...君も一緒に逃げるっしょ!
あなた
...逃げる?ここから...?どうやって...?
???
っ~~!いいから!にげるっしょ!!
手を引かれ、少年と共に走っていく
途中で色々な部屋に逃げ込んだ
その先で奇妙な生物...キメラのいる部屋に入った時、少年は知り合いだったのか...何人かの名前を呟いて泣いていた
宇宙人に再度見つかり逃げたが、少年の瞳には憎悪が渦巻いていた

プリ小説オーディオドラマ