第100話

✚✖︎✚ ⑥
592
2026/05/14 09:21 更新


スビンがユアに近づき始めてから、数日。





ユアは完全に警戒を解いていた。

最近は、自分からスビンの隣に来ることも多い。



ユア
ユア
スビンオッパ!これみて!!

🐰
🐰
ん?


スマホを見せながら、
自然に距離を縮める。

🐰
🐰
似合いそう


軽く返す。


その様子を、
少し離れた場所から4人が見てた。










🧸
🧸
完全にスビニヒョン好かれたなㅎ

🐿
🐿
結構自然だよね

🐧
🐧
スビニヒョン大丈夫かな...

🦊
🦊
演技上手いな


スビンは、
“ユア側”にいるように見せてた。


警戒を解かせるため。

証拠を掴むため。



そして、

あなたの下の名前を守るため。



でも、
あなたの下の名前だけは何も知らない。

だから普通に笑ってた。

(なまえ)
あなた
ユアおんに、その色似合いそう!

ユア
ユア
...そう?

(なまえ)
あなた
うん!


その笑顔を見るたび、
4人の顔が少し曇る。














午後・宿舎



リビングには誰もいない。


練習終わりで、
それぞれ部屋に戻ってる時間。

(なまえ)
あなた
...あれ


バッグの中を探る。

(なまえ)
あなた
うそ……ない


机の上。

ソファ。

床。


探しても、見つからない。

(なまえ)
あなた
どこいったの...


そのとき。

ユア
ユア
何探してるの?
 
(なまえ)
あなた
あ、おんに


少し困ったように笑う。

(なまえ)
あなた
お守りなくしちゃって...

ユア
ユア
お守り?

(なまえ)
あなた
うん……

(なまえ)
あなた
デビュー前におんまがくれたんだ

ユア
ユア
へぇ

(なまえ)
あなた
ずっとバッグに付けてたんだけど……


声が小さくなる。

ユア
ユア
どんなの?

(なまえ)
あなた
白いやつ!小さくて...


スマホの写真を見せる。

ユア
ユア
あっそ


興味なさそうに返す。



でも、
その目だけが少し揺れた。














数十分後

(なまえ)
あなた
誰かお守り見てない?


リビングに集まってた5人を見る。

🦊
🦊
なくしたの?

(なまえ)
あなた
うん…

🐿
🐿
最後いつ見たの?

(なまえ)
あなた
分かんない...宿舎にはあったと思うんだけど、

🐧
🐧
一緒に探そうか?

(なまえ)
あなた
いいの、?ごめんね...

🧸
🧸
謝んなくていいの


そのまま全員で探し始める。




でも、
見つからない。


(なまえ)
あなた
...おかしいな、


少しずつ笑顔が減っていく。


スビンは、
その様子を見ながら静かにユアを見る。


ユアはスマホを触りながら、
視線を逸らした。





その違和感を、
スビンはちゃんと拾ってた。
















(なまえ)
あなた
...どこいっちゃったんだろ


ソファに座りながら呟く。

🐧
🐧
明日もう一回探そう

(なまえ)
あなた
うん……



笑おうとする。


でも、
うまく笑えてない。





そのとき。

ユア
ユア
そんなに大事なの?


空気が少し止まる。

(なまえ)
あなた
……え?

ユア
ユア
いや、お守りだよ

(なまえ)
あなた
大事なものだよ

(なまえ)
あなた
ずっと持ってたし...

ユア
ユア
ふーん


興味なさそうに返す。


その瞬間、
スビンが静かに口を開いた。


🐰
🐰
ユア

ユア
ユア
ん?

🐰
🐰
ちょっと後で話そう


ユアの顔が少し明るくなる。

ユア
ユア
うん!






🐿
🐿
スビニヒョン完全に成功したね

🧸
🧸
めっちゃ信頼されてるし

🐧
🐧
2人きりになるけど大丈夫かな

🦊
🦊
やっぱ演技上手いな(






















深夜


宿舎は静かだった。


スビンはキッチンで水を飲んでる。

……ように見せていた。



実際はユアを待っていた。









数分後。



ガサッ


小さな音。



視線を向ける。


キッチン横のゴミ箱。



そこから出てきたのは、

ユア。

ユア
ユア
ッ……!


一瞬固まる。

🐰
🐰
...なにしてるの?


優しい声。
責める感じはない。

ユア
ユア
び、びっくりした...!


笑おうとする。


でも、
スビンの視線はユアの手元に落ちてた。


白い布。


見覚えがある。

🐰
🐰
……それ、なに?

ユア
ユア
え?


反射的に後ろへ隠す。



その瞬間、
スビンの目が変わる。

🐰
🐰
見せて?


静かな声。
ユア
ユア
ただのゴミだよ

🐰
🐰
ふーん


一歩近づく。

ユア
ユア
……っ


逃げられない。


ゆっくり、
ユアが手を出す。




そこにあったのは、




あなたの下の名前のお守り。


紐が切られてる。

🐰
🐰
……

ユア
ユア
す、捨てようと思っただけ


軽く笑う。

でも声が震えてる。




スビンは何も言わない。


ただ、
そのお守りを見る。


ライブ前も。

不安な日も。


あなたの下の名前がずっと握ってたのを知ってる。



だから、
余計に腹が立った。


でも、

まだ耐える。


証拠を掴むため。

🐰
🐰
……そっか

ユア
ユア
...怒らないの?

🐰
🐰
なんで?

ユア
ユア
だって、あなたの下の名前のだし


スビンは少し笑う。

🐰
🐰
ちゃんと理由あるんでしょ?


ユアの顔が少し緩む。


完全に、

信じ始めてる。


ユア
ユア
……ちょっとムカついただけ

🐰
🐰
…あなたの下の名前に?

ユア
ユア
うん






その声はスビンによってしっかり録音されていた。



はい最後おかしかったよね気にしないでね((

お久しぶりです!
更新再開いたしました✨

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