第3話

#2 帰り道
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2020/02/22 05:31 更新
(なまえ)
あなた
さてと、帰ろ
先生に必要な書類をいくつか貰うと、私はバッグを肩にかけ教室を出ようとした。
すると、莉犬くんと入口でばったり会う。
莉犬くん
莉犬くん
あっ、あなたいたいた!
(なまえ)
あなた
えっ、莉犬くん?
後ろにはるぅとくんもいて、思った通りやっぱりリアルでも仲良いんだなぁと考えていると、
るぅとくん
るぅとくん
一緒に帰りませんか!?
という不意打ちをくらって変な声が出てしまった。
(なまえ)
あなた
うぇっ!?
莉犬くん
莉犬くん
だって、前と同じところに引っ越してきたんでしょ?
俺の家の隣じゃん!
るぅとくんも家近いし、3人で帰ろうよ!
(なまえ)
あなた
え...いいの...?
そう、私が前この街に住んでいた頃はなんと莉犬くんと同じマンションどころか隣の家だった。
戻ってきた時まだその部屋が空いていたので、そこに入れてもらえたのだ。
(なまえ)
あなた
私も、一緒に帰りたい...!
るぅとくん
るぅとくん
じゃあ決まりですね!
莉犬くん
莉犬くん
いこいこ!
莉犬くん達と帰れるなんて夢にも思わなかった。
ちょっと舞い上がりながら、満面の笑顔で莉犬くんとるぅとくんに続いて教室を出る。
(なまえ)
あなた
(ほんとに嬉しい...!)
だから、教室の奥からこっちを睨みつけてる人がいることなんて気が付かなかった。
葵
何...あれ...
***
莉犬くん
莉犬くん
隣に誰か引っ越してきたなーとは思ってたけど、まさかあなただとは思わなかったw
帰り道、莉犬くんが笑いながらそう言った。
(なまえ)
あなた
私はもしかして、と思って会いたかったんだけど、忙しくて挨拶に行けなかったんだよね...w
でも同じ学校だとは思わなかった!
朝教室で会った時、本当にびっくりして、すごく嬉しかった。
しかもまさかすとぷりだったとは...w
るぅとくん
るぅとくん
いーなー、僕もあなたさんの隣に住みたいですー
ぷくーっと頬をふくらませるるぅとくんに、思わず笑ってしまう。
(なまえ)
あなた
ていうかまさか莉犬くんとるぅとくんが“すとぷり”だなんて思わなかったよ...!
すとぷりに出会った頃は名前同じだなぁとしか思わなかったのw
るぅとくん
るぅとくん
僕達結構珍しい名前多いと思うんですけどね...?
るぅとくんのツッコミに妙に納得して、変な顔になってしまう。
(なまえ)
あなた
確かに...(  ˙-˙  )
莉犬くん
莉犬くん
その顔やめてwww
3人で、笑い合う。


そうやってしばらく話しながら歩いていたら、途中の曲がり角でるぅとくんが立ち止まった。
るぅとくん
るぅとくん
あ、僕ここでお別れなんです...
あなたさん、また明日!
るぅとくんは残念そうにそう言うと私に手を振ってくれた。
私も笑顔で振り返す。
(なまえ)
あなた
うん、また明日ね!
ありがとう!
莉犬くん
莉犬くん
えっ、ちょっと待って、俺は!?
るぅとくん
るぅとくん
あれ、莉犬居たの?
莉犬くん
莉犬くん
(´;ω;`)
(なまえ)
あなた
莉犬くんどんまいwww
昔と変わらない、優しくて面白い莉犬くんとるぅとくん。
(なまえ)
あなた
(楽しい...この時間が、ずっと続けばいいな...)
(なまえ)
あなた
(また会えてこうやって話せるなんて、ほんとに...良かった...!)
本当に、この楽しい時間がずっと続けば、良かったのに。

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