第7話

侑希弥の優しさ
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2025/09/10 06:23 更新
ある日の放課後。
小テストの結果が返ってきて、私は赤点すれすれだった。
(なまえ)
あなた
……最悪
ため息をついていると、後ろから答案用紙を覗き込む影。
侑希弥
侑希弥
おー、ギリギリやな。頑張ったな
侑希弥がにやっと笑う。
(なまえ)
あなた
頑張ったけど、ダメじゃん……
机に突っ伏す私に、彼は椅子を引いて隣に座った。
侑希弥
侑希弥
ほな、勉強見たるわ。次のテストで挽回しよ
(なまえ)
あなた
え、ほんとに?
侑希弥
侑希弥
当たり前やろ。妹泣かせたままにしとく兄ちゃうし
その夜、リビングで勉強会。
侑希弥はわかりやすく教えてくれて、私ができると「おーやるやん!」って大げさに褒めてくれた。
(なまえ)
あなた
なんか……先生よりわかりやすいかも
侑希弥
侑希弥
そらそうや。俺、教えるの得意やからな
そう言ってまた頭をポンポンされる。

(また……。こうやって優しくされると、嬉しいけど心臓に悪いんよ)

テキストに目を落としながら、心の中でそっとつぶやく。
――侑希弥は、ただの“兄”じゃなくて、私にとって特別な存在になりつつあった。


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