第36話

桃×赤 眠る間に、愛は
80
2026/02/10 09:00 更新

















赤 side























🎲❤️
ないくーん、







🎲💗
ん?なに?









🎲❤️
……、









なに?と聞きながら、彼の視線は目の前のスマホ。














スマホに負ける彼女、か……。







🎲❤️
んー、なんとなく呼んでみた





へらっと軽く笑ってみせる。






🎲💗
そっか、








たった一言。






声のトーンは落ち着いてて、視線は完全に目の前の仕事。







それは、りうらと会話をするのが面倒臭いのか?と錯覚するほど。























……寂しいな。






















🎲💗
……ごめん、ちょっと会社行ってくる








🎲❤️
ぇ、?…ぁ……、うん、行ってらっしゃい







何か急用なのか、椅子にかけてあった上着を腕にかけ、最低限のものを持って玄関の方へと行ってしまった。










その時ですら、彼と視線が合うことはなくて。



























🎲❤️
……今日くらい、一緒にいてよ




















スマホのカレンダーのアプリを開く。




















今日の日付の欄には、『ないくんとりうらの3年記念』と記されている。







3年記念も忘れないようにって、2年記念の時に書いておいたもの。








ないくんが今日という日を忘れている、とは考えがたいが、何か記念日らしい言動は見られない。









何しろ、彼女を置いて会社に向かってしまったんだから。


















3年も付き合ってたら、冷め期もあると思う。












でも、りうらはそんな事なくて。




言葉には出来ないけど、ずっと好きで、大好きで。













……まぁ、男同士の恋愛なんて、そんな簡単にいかない。














ないくんの気持ちが、分からない。
























最近、いつキスした?ハグした?えっちした?











恋人らしいこと、最近は全然してない。















寂しい。




















今日くらい、恋人らしいことしたいのに、

























🎲❤️
……ばーか、


























🎲❤️
……、ん、?




重たい瞼を開けると、外は暗くなっていた。








あの後、りうらはソファーで寝てしまったらしい。






















……あれ、りうら……






















🎲❤️
ソファーで寝てたっけ、



























































🎲💗
りうら、?













🎲❤️
ぅわ、っ?!






天井をぼんやりと見つめていたら、視界の端に見慣れた顔が覗いた。










🎲❤️
びっくりした、……おかえりなさい






寝起きの体をゆっくりと起こす。














ふと、ないくんの顔を見て目元があつくなった。








ないくんを見た嬉しさと、3年記念にも関わらず1人にされていた悲しさと、ないくんとの距離感の寂しさと……










🎲❤️
……ぁ、毛布かけてくれたの、?













🎲💗
だってりうら、帰ってきたらこんな
寒い冬に床で寝てるんだもんw














🎲❤️
ごめん、wありがとう…








……好きだ。























声も、愛おしそうに見つめてくる目も、

ソファーに座っているりうらの目線に合わせてくれる所も、

そっと置かれている手も、

ちょっときつい香水の匂いも








ぜんぶ。



























でも、3年記念は、覚えててほしかったな、w






















🎲❤️
……ぁ、ご飯作らないと




かけてある時計を見て、こんなに寝てたんだ、と自覚する。













慌ててソファーから立ち上がりキッチンに向かおうと視線を向ける。















🎲❤️
……、ぇ、?









机には、すでにご飯が湯気を立てて置かれていた。












ちょっと不格好なロールキャベツに、

暖かそうなコンソメスープ。

小皿に盛られた副菜に、白いご飯。













🎲❤️
……ないくんが作ったの、?









驚きのあまり、彼に聞く。









料理をしているイメージがない、と言ったら失礼かもしれないが、この3年間、ご飯はずっとりうらが作ってきた。









ないくんは、どこか照れくさそうに言う。







🎲💗
りうら気持ちよさそうに寝てたしねw




🎲💗
それに、…





















































🎲💗
3年記念日だからね



























彼の口から出た「3年記念日」という言葉を聞いた瞬間、あつくなっていた目元から涙が溢れ出てしまった。












🎲💗
……え、え






突然泣き出したりうらに、ないくんは慌ててティッシュを渡す。

いや、渡すと言うより顔に押し付けてきた。










🎲💗
ごめん、俺なんかしちゃった?







優しく涙を拭き取ってくれる彼の手に、自分の手を重ねる。


























……覚えててくれてたんだ、。




















🎲❤️
……忘れてるかと、思って……っ











🎲❤️
りうらだけが……3年記念日意識しててッ……
ないくん仕事ばっかで…っ










🎲❤️
今日も……ッ!3年記念なのに会社
行っちゃうし、!












🎲❤️
もう……冷めちゃったのかな、って…っ













言いながら涙がまた溢れ出てきて、服の袖で拭う。






ないくんは焦ったようにりうらの肩を掴んでいる。







🎲💗
いやいやいや、え、有り得ないって。ごめん








🎲💗
今日会社行ったってのは、実は嘘で……、













🎲❤️
……ぇ?











うそ、?




































🎲💗
……これ








目線を逸らしながら、ないくんはひとつの箱を取り出した。







ほんのりと耳が赤くなっているように見える。












🎲❤️
……なに、?これ……









🎲💗
多分、開けてもらった方が早い、から










そう言われ、貰った箱を開ける。












チラリと見えたそれは、電気に照らされてキラッと光った。























🎲❤️
ッ……指輪、?







指輪。





















それは都合のいい解釈として、婚約指輪のように見えて、再び泣きそうになる。















🎲💗
ごめん、不安にさせたと思う










🎲💗
もちろん、3年記念日も覚えてた










🎲💗
ただ、プレゼントに迷いすぎて……
結局当日まで何も用意できなくてさ












🎲💗
それで、朝っぱらから近場のところで買える
ものは無いかなって探したんだよね











🎲❤️
ぁ、……











朝からスマホから目を離さなかった理由。
















……全部、このため、?


















🎲💗
で、普通に指輪買いに行ってくる!
なんて言うの恥ずいやん?w












🎲💗
だからちょっと嘘ついて買いに行ってた
  














🎲💗
……不安にさせてたよね、ごめん









ぎゅっ、と大きな体に包まれる。























🎲❤️
……不安にさせすぎ








🎲💗
うん、








🎲❤️
最近全然恋人らしいことしてないし









🎲❤️
夜すぐ自分の部屋行っちゃうし









🎲💗
ごめん、それもプレゼント選んでて……









🎲❤️
……ばか、あほ、









🎲💗
うん、w 









🎲❤️
くず










🎲💗
くず?!









































🎲❤️
……っ好き、








ぎゅうっと力を込めて抱き返す。
























この温もりから離れたくない。離して欲しくない、











大好き。








🎲💗
……りうら








そっと体を離される。












ないくんは机に置いた指輪の入った箱を手に取り、指輪を取り出す。








そして、目の前で片膝をついて、りうらを見つめる。




















🎲❤️
……ぇっ、?wうそ、w








やば、絶対顔真っ赤。











軽く笑って照れ隠しをするけど、多分今泣きそうにもなってるし、恥ずかしくて変な顔してるし、にやけそうで……顔やばいと思う。



















🎲💗
……ふっw……りうら








🎲❤️
……なに、?w








お互いに照れ隠しのように軽く笑い合う。












ないくんの顔は真っ赤。りうらも、同じくらい赤いと思う。

























🎲💗
……一生かけてりうらを愛します
















🎲💗
これからも、傍に居てくれますか?







































🎲❤️
……それって、プロポーズ?












🎲💗
んー、日本だと同性結婚出来ないからねぇ












🎲❤️
だよね、w











🎲❤️
……じゃあ






















指輪を差し出すないくんの前に、そっと手を出す。
























🎲❤️
ないくんの恋人として、一生
隣に居させてください












今は、日本で同性同士の結婚はできない。













でも、恋人として一緒にいればいい。














式は挙げられなくても、りうらたちは立派な恋人同士。



















ないくんはその返事を聞いて、嬉しそうに微笑む。













そして、りうらの指を優しくとり、指輪を薬指にはめた。














🎲💗
…式は挙げられなくても、りうらは俺の嫁だよ





そう言いながら、指輪をはめた指にキスされる。
















🎲❤️
……ふっ、wズルすぎ、ほんと……/

















🎲💗
そんなないくんも?

























 






















🎲❤️
……愛してるよ、ばかっ、!/












勢いよくないくんに飛び込む。










ないくんはそんな俺の体を受け止めてくれた。
















その勢いで床に座り込む。


















なんだか面白くって、二人で笑い合う。
















沢山笑いあった後、目を合わせる。














自然と視線はお互いに向いていて、目を離せなくなっていた。

















ないくんは目を細め、顔をゆっくり近づけてくる。















その熱を持った瞳には、既に何かを期待するりうらの顔が映っていた。











🎲❤️
……すき













🎲💗
……うん、愛してる







そっとまぶたを閉じる。

























時刻はとっくに次の日になっていた。













もう、3年目の1日目がスタートしている。













次は、4年目だね。






















お互いの唇が触れる。






























気づけばないくんの身体が覆い被さっていて……











































その日、お互いの唇がなかなか離れることはなかった。






















あなた
こちら衝動書きになります‪😶
あなた
どうしても感動ものを書いてしまう
あなた
Rはなんか書けなくなりました‪🙄‬
あなた
個人的にはRよりこういう系のが好きなんですけど

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