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第1話

epilogue
46
2024/01/02 13:44 更新
これは1人の少女が強くて優しいプロヒーローを目指す物語の序章である




これは今から10年前の出来事…
今でも忘れられない
だって…両親が無くなった日だもん



月城彩華
月城彩華
気をつけるのよー?あと、夕飯までには帰ってきなさい
月城雪兎
月城雪兎
あまり遠くに行くんじゃないぞー?
(なまえ)
あなた
はーい、行ってきまーす
これが両親と交わした最後の会話だった
その日私はいつものように公園に遊びに出かけていたの

最近のお気に入りのブランコで遊んでいた時…
大きい爆発音が聞こえてきた

沢山の人の悲鳴とプロヒーローが見えて、私は嫌な予感がした

きっとこれがむしのしらせなんだと今なら分かる
私は無我夢中で自宅まで走った



そんなことを言いながら自宅に着いた私の目の前には
燃え盛る自宅が目に映った
既に警察やプロヒーローが駆けつけていて私は目の前の光景に呆然と立ち尽くしていた

(なまえ)
あなた
『お父さん⋯お母さん⋯何処?何処にいるの?』
私は燃え盛る自宅に踏み込もうとする
大人たちの声なんか聞こえなくて両親の安否が気になって⋯

もちろん警察の人やプロヒーローが止める
(なまえ)
あなた
いや!お父さんとお母さんを探すの!お父さん、お母さん!?何処にいるの?返事してよ!
正直このあとの記憶は曖昧だ…
気がつくと私は病院のベッドの上だった

その後警察の人から聞かされたのは5歳の私には衝撃な事実だった

ヴィランが自宅に押し入り、戦闘になりヴィランが自宅を放火。
両親は放火による焼死。ヴィランも逃げ遅れ焼死。

そう⋯私は5歳にして1人になってしまったのだ…
家も燃えて無くなり両親の形見もない⋯焼死体だから以前の面影も無い⋯
ただただ私は呆然とするしか無かったのだ…
あの時公園に遊びに行かなければ⋯家で両親と一緒にいれば⋯
今の私には答えはまだ見つからない…

警察の人が帰ると私は泣き崩れた
涙が枯れるまで泣き続けた
(なまえ)
あなた
お父さん⋯お母さん⋯逢いたい⋯逢いたいよ…
泣いている私の所に1人のプロヒーローが現れる
相澤消太
大丈夫だ、俺がいる
私にそう声をかけてくれた人がいた。

私が5歳にして一目惚れをした相手…
プロヒーローのイレイザーヘッドこと相澤消太さん

泣きじゃくる私を抱きしめて頭を撫でてくれた
消太さんに撫でてもらっているとなんだか安心したのを覚えている

この日から消太さんは私に会いに来てくれた
どんなに忙しくても時間を見つけては会いに来てくれて色んな話を聞かせてくれた

消太さんの話を聞いていると生前よく両親が口にしていた言葉がある

『あなたは強くて優しいヒーローになってね。人々の明かりになれるようなそれでいて頼れるヒーローに。強さと優しさを兼ね備えているヒーローは凄いんだから!だから、父さんと母さんとの約束よ?』
私は消太さんにこう言っていた

(なまえ)
あなた
私、強くて優しいヒーローになる!もう私みたいな思いをする人達がいなくなるように。お父さんとお母さんが言っていたヒーローに私なるよ、消太さん!
相澤消太
あああなたならなれるさ。強くて優しいヒーローにな。
それからの私は親戚に頼らず1人で暮らすようになった

家とかは借りられなかったので消太さんに頼って何とか家を借りてもらいながら一人暮らしを始めた

頼れる身内もいなかったので後継人には消太さんがなってくれた

定期的に見に来てくれていたおかげもあってやっと私は高校受験を迎えようとしている…

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