これは1人の少女が強くて優しいプロヒーローを目指す物語の序章である
これは今から10年前の出来事…
今でも忘れられない
だって…両親が無くなった日だもん
これが両親と交わした最後の会話だった
その日私はいつものように公園に遊びに出かけていたの
最近のお気に入りのブランコで遊んでいた時…
大きい爆発音が聞こえてきた
沢山の人の悲鳴とプロヒーローが見えて、私は嫌な予感がした
きっとこれがむしのしらせなんだと今なら分かる
私は無我夢中で自宅まで走った
そんなことを言いながら自宅に着いた私の目の前には
燃え盛る自宅が目に映った
既に警察やプロヒーローが駆けつけていて私は目の前の光景に呆然と立ち尽くしていた
私は燃え盛る自宅に踏み込もうとする
大人たちの声なんか聞こえなくて両親の安否が気になって⋯
もちろん警察の人やプロヒーローが止める
正直このあとの記憶は曖昧だ…
気がつくと私は病院のベッドの上だった
その後警察の人から聞かされたのは5歳の私には衝撃な事実だった
ヴィランが自宅に押し入り、戦闘になりヴィランが自宅を放火。
両親は放火による焼死。ヴィランも逃げ遅れ焼死。
そう⋯私は5歳にして1人になってしまったのだ…
家も燃えて無くなり両親の形見もない⋯焼死体だから以前の面影も無い⋯
ただただ私は呆然とするしか無かったのだ…
あの時公園に遊びに行かなければ⋯家で両親と一緒にいれば⋯
今の私には答えはまだ見つからない…
警察の人が帰ると私は泣き崩れた
涙が枯れるまで泣き続けた
泣いている私の所に1人のプロヒーローが現れる
私にそう声をかけてくれた人がいた。
私が5歳にして一目惚れをした相手…
プロヒーローのイレイザーヘッドこと相澤消太さん
泣きじゃくる私を抱きしめて頭を撫でてくれた
消太さんに撫でてもらっているとなんだか安心したのを覚えている
この日から消太さんは私に会いに来てくれた
どんなに忙しくても時間を見つけては会いに来てくれて色んな話を聞かせてくれた
消太さんの話を聞いていると生前よく両親が口にしていた言葉がある
『あなたは強くて優しいヒーローになってね。人々の明かりになれるようなそれでいて頼れるヒーローに。強さと優しさを兼ね備えているヒーローは凄いんだから!だから、父さんと母さんとの約束よ?』
私は消太さんにこう言っていた
それからの私は親戚に頼らず1人で暮らすようになった
家とかは借りられなかったので消太さんに頼って何とか家を借りてもらいながら一人暮らしを始めた
頼れる身内もいなかったので後継人には消太さんがなってくれた
定期的に見に来てくれていたおかげもあってやっと私は高校受験を迎えようとしている…















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。