前の話
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母「ニア、もう寝なさい!今何時だと思っているの!?」
父「明日は学校なんだから遅刻して成績にでも響いたらどうするんだ!」
もう嫌だ
ニア「ごめんなさい。」
こんな、世界
母「いつからあんな風になってしまったのかしら、あなたのせいなんじゃないの?」
父「教育は君の仕事だろ?」
母「あなたがそんなんだからあんな出来損ないにうまれてしまったのよ!」
父「うるせぇな!てめぇがあんなの産むからだろぉが!」
神さま…どうか私を
母「あなたのせいよ!」
父「俺は関係ねぇ!!」
こんな世界から抜け出させて…
〜その日の夜〜
ニア「スー…スー…」
バタン ガチャガチャ ドン!
ニア「なんの音…?」
キィーと音を立て扉が開く
窓から差し込む月明かりがその姿を映し出した
ニア(お父さん…じゃない…!)
月明かりに照らされ、映るその姿真っ赤な「血」のような目をしていました。
続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。