第6話

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2025/01/26 08:00 更新










  なるほど、つまりは
  私も拾われたしこの生物も拾ったんだ。











  なんて、頓珍漢な頭の整理をしては
  彼らの方へと視線を返す。

  誰なんだ。マジで。本当に。






あなた
・・・あ












  私も、この生物も拾われた。




  →この人も拾われたのでは!











あなた
なるほど。つまり、同類なんですね
hsrb
いきなり話し出しててるべち怖い







あなた
いやあ、大変ですよね。無理やり。
hsrb
無理やり・・・?
hsrb
小柳くん彼女じゃないんですか!?
まさか身体だけの関係!?
 



Kyng
ちっげーよ!!!!










  私とるべち?さんは噛み合わずに
  こうなってしまうことが多いと
  この数分間で気付かされた。



  まあ、確かにペットは戯れかたが怖いしね


  犬と猫なら鳴きあってぶん殴ってるし







あなた
あっ、私猫側になるのでお構いなく。
あなた
るべち?さんは犬でよろしく








Kyng
あ、俺コイツのことは拾ってない。
拾ったとしても多分捨てるから。
hsrb
るべち犬にされて捨てられてる!
結構本気でるべち泣いちゃう!









hsrb
あっ、俺るべちじゃなくて
星導です。星導ショウ。
仲良くなりまショウ!
あなた
あなたです、苗字はうーん
なくなりました。今日で。昨日?








  星導さんの名前が分かったところで
  自身の挨拶も済ませた。

  ただ、辺りを見渡しても小窓や時計すら
  なんなら先程までポケットにあった携帯も
  今手元にはないことに気付いた。




  不便性はまだしも、今は時間が知りたい。

















あなた
えっと、今は何月何日
何時何分何秒地球が
何回まわりましたか?
Kyng
聞き方口説いのやめろ
hsrb
ああ腹立つやつだ







Kyng
簡単に言うと俺がいう質問に答えろ
そして頷け。そしたら教えるし返す。
hsrb
わあ、大胆
Kyng
星導は黙ってろ












  ほぼこの人たちがやってることは
  脅迫と変わらないし、正直家がない
  私としては今この状況はおいしい。


  寝床が確定していて、雨にも風にも負けない


  いや、雨ニモマケズか?なんて言われようと
  ないものはないから仕方ない。







  ただ、引っかかるのは 「 頷く 」こと。


  この人たちに限って、
  悪い条件を出すわけがない。


  学校で有名になったものが、裏の顔として
  使うわけがない。裏の顔ですら世間の顔だ。
  



  下手したらバレて地獄に落ちる可能性がある
  条件を、彼らが何も考えずに出すとは
  到底思えない。







あなた
・・・わかりました







Kyng
まず第一に。






  なんていった彼は、言葉を発しようとしたが
  喉を通らずして言葉を飲み込んだように見えた







  


Kyng
お前が今日失ったもの、
全部吐け。なんでもいい
イヤホン無くしたとかでも。








  なんて、頓珍漢な質問が帰ってきては
  すぐにその言葉を理解した。









  ああ、家や苗字や家族を失った私に
  言葉を変えて優しくいってくれているんだと








あなた
・・・朝ごはん、食べれなかったです。
帰る家もないし、今は苗字もほぼない。
あなた
居場所も、家族も、全部ないです
あなた
人生そのもの失った感じですよ、本当







  はは、なんて乾いた私の笑いと、
  啜り泣く声だけが部屋に響いていた。





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