第6話

#6
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2026/03/03 10:00 更新





帰り道で思い出したのは、
仕事の話でも、乾杯の音でもなく。
炭酸の泡越しに見た、
少しだけ赤くなった横顔だった。
僕は歩きながら、無意識に考える。
mn
無理はしてない、か…

信じたいのか、
見抜きたいのか。
まだわからない。
でもその夜、
"気になる"という言葉に、
ほんの少しだけ輪郭がついた。
恋ではない。


ただ、


もう、その他大勢ではなくなっていた。



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