第6話

  飾るフィルム
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2022/12/31 10:27 更新


   ⚠ キムテのセンイル作品です ⚠
   ⚠ 大遅刻してマジすいません ⚠
   ⚠ グテですようへへへへへへ ⚠
   ⚠ 花様年華は諦めました(常識)⚠




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  ぴ 、ぴぴ 。とアラームの音が波と
  混ざり合う 。



「 ん … ぐが? 」

「 おはよ 、兄さん朝だよ 」

「 おは 、よぅ … 」



  くぁりと欠伸をしながら白い枕に顔を埋め
  ぐーっと手足を伸ばした兄さん


「 眠いでしょ? 寝てていいよ 」

「 や 、ぁ 。ぐぅ … ぎゅう 」


  枕から顔を覗かせ唇を突出す兄さんの頬を
  するりと撫でると 、擦り寄ってくる兄さん



「 兄さん 、誕生日おめでとう 」

「 ん … ? へへぇ … 」

「 ほら 、トースト焼いたよ 」


  んーーーっ! と腕を伸ばしてくる兄さん
  の体を抱いて 、リビングへと足を進めた









  




  個人活動を初め 、グループとしての活動が
  すくなってきた数年前に兄さんが
  こう俺にいったのだ



「 おれ 、おまえとさ 。おれ等のこと誰も知らないとこまで逃げたい 」




  そんなこと言われたら 、誰でも連れ出して
  あげたくなるだろう 。


  けど 、俺らには難しい願いだった 。


  世界中を羽ばたいてきた俺らは世界的な
  スーパースターになってしまった訳であって
  誰も俺らを知らないっていう条件は酷く
  難しいものでもあった 。


「 んーー 、兄さんの願いも叶えてあげたいけど 、多分 。俺らのことを誰も知らない所なんてないし 、無理だよ … 、 」



  傷つけてしまうかもしれない 、滅多に
  この人はお願いごとなどはしないタイプだから

  そんなことを真剣な面持ちで考えていたら
  愛しい彼がふわりと微笑んだ



「 うん 、おれお前のそーゆーところ好き 」


「 え? あ 、ありがとうございます 」



  にこりと微笑んだ彼は 、また深い眠りへと
  ついていった 。

  それから俺は物件を探しまくった 。

  片っ端から不動産に電話をかけたけど
  やはり声でバレてみてしまうらしくて 、
  思うような物件が見つからない日々だった 。



「 おまえ … まだ探してるの? 」

「 あの人の願いは 、叶えたいから … 。出来る限りは尽くします 」

「 ふぅん 、? お前が探してるような物件 。俺知ってるよ 。いいトコあるよ笑 」

「 そうなんですか? … はっ ?!? 」

「 知りたい? 俺らのマンネよ 」

「 ジミン兄さん意地悪ですね … 」

「 んハっ! 褒め言葉かよ! 」


  ぶはっ 、と吹き出した兄さんは座っていた
  リビングのイスから転げ落ち 、ひぃひぃ 
  笑っていた 。それはそれは楽しそうに


  … どこまでもこの人は …



「 ほれ 、ここ 。俺らのこと知らない人は有り難いことにいないけどさ 。お前らがのーんびり暮らせると思うよ 。 」

  すっと差し出してきたチラシには 、

  目の前には青く広がる海と 、爽やかな山 。
  暮らしていくには丁度いい発展具合 。


  まさに彼が求めているだろう楽園だった 。





   
「 そっかぁ 、おれもう35なのか … 」


  少しだけ飲めるようになった砂糖たっぷりの
  コーヒーをソファに座りながらちまちま
  飲み進める兄さん 、


  換気と称して開けた窓からは潮風と近くの
  パン屋から香ばしい香りが漂う 。

  俺らの空間を和ませてくれるような空気に
  また兄さんは目を瞑りだした 。



「 兄さんは何歳になっても美しいね 」

「 ばか 。おれも老けたよ … 」


  耳を薄ら赤く染めそっぽを向く兄さんに
  小さく笑みが溢れる 。


「 そうだ 、それ飲み終えたら散歩行きます? 海綺麗じゃないかな 」

「 いく! 写真も撮ろうよ! 」

「 お 、いいですねぇ〜〜っ! 」



  くぴくぴと喉を動かし忙しくコーヒーを
  飲む兄さんを横目に 、少し昔に使った
  現役の頃愛用していたカメラに手をかけ 、
  薄っすらとつく埃を払った



「 ん … わ 、懐かしいねそれ 」

「 ね 、懐かし 」

「 寒いかなぁ外 … 」

「 ん〜〜 、寒いよ多分 」


  

  まじかぁ 、服どうしよ 。と言いながら
  クローゼットを覗く兄さんの後ろ姿を
  写真にぼんやりと収めた 。
 

「 ぐが 、これとこれ! どっちがいいかなぁ? 白も青い海のアクセントになるかなぁとは思うんだけど 、この黒も際立つ存在かつ奥の方の濃い色に紛れて … どっちがいいかなぁ … 」


「 ん〜〜 、俺黒にするから兄さん白にしない? ほら 、お揃いみたいな 」


「 ッ〜〜〜! ぐが最高ッ! 」


  ぴょんぴょんと跳ね上がり服を着て 、
  玄関に走っていく兄さんの後を追う 。


「 ほら 、寒いんだからマフラー 」


「 ん 、… ありがとうグガ 」








「 愛しいテヒョン兄さん 、 」

「 ん〜? 」

「 お誕生日 、おめでとう 」




  












     " 飾るフィルム "  Fin














大遅刻( 汗汗 ) 瀬木初の1,900字

改めてキムテヒョンいい一年にしてください

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