「疲れた…」
時計を見ると22時を過ぎている
最近定時で帰れたのっていつだろうか
仕事をして家に帰って寝て、朝起きたらまた仕事を繰り返す日々
プライベートの時間なんてない
ふと一年前のことを思い出す
やっぱり私と彼は終わって正解だった
「なんで…」
私の家の前で座り込む目立ちすぎなピンク色の髪
樹『あなた〜、家入れて?』
そこに座っていたのは一年前に別れたはずの元彼
相当酔ってるみたいだけど、、、
「困りますから。どいてください」
彼のことを無視して部屋のドアを開けると思い切りドアをつかまれる
樹『お願い、今日だけ』
「…樹ならいくらでも助けてくれる女の子いるでしょ」
樹『ねえ、お願い』
私に有無を言わさず無理やり家の中に入ってきた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!