焦ってコントローラーをカチカチしてるあなたさんが面白い
いいですよ、と返事するとあなたはこっちに移動してきた
そう言って俺にバッグハグしてきた
思わず俺の手は止まっててワンキルされていた
いたずらっぽくわらう彼女が可愛くて
また、あの奇妙な感覚が蘇ってくる
俺も釣られて笑ってしまう
電話の音がなり始めた
あなたさんはスマホを開くとゲッとした顔をした
彼女はそう言って少し離れた
電話の声だけが聞こえてくる
あなたさんは特に返事しかしないので何を話しているのか分からない
話したくなさそうなのを見て黙ることしかできなかった
そう言われてふと外を見ると真っ暗になっていた
時計を見て驚いた
ぐぅ〜と音がなる
俺ではない、からあなたさんだろう
俺はそう言って立ち上がって台所に行った
ぱっと目に入った具材を見てドリアを作ることにした
冷凍していたお米がちょうどあるから時間もそんなに掛からないだろう
と聞こえてくるのであなたさんを見ると真剣な表情でスマホの画面を見ていた
なにか嫌そうな表情で泊まるのが気がかりなのかとも思った
出来たのであなたさんの元に持っていった
おいしいと言いながら食べ進めるあなたさんがなんだか小動物みたいだった
圧をかけられたので黙って食べすすめることにした
〜5分で帰ってきた〜
……
…ウエストほっそ













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!