第6話

5話
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2019/08/15 13:45
放課後

体育館裏に行くと坂本君が待っていた。

「ごめん、まった?」

一応謝った。行くのが遅かったから。

「全然大丈夫」



「話って?」






「あの、ずっと前から及川さんのことが好きでした
 付き合ってください。」



 
「ごめんね。」


いつも断ってるけどけっこう辛いんだよね。断るの。


「何で?俺ずっと及川さんのこと好きだったんだよ‼」


めんどくさいタイプの奴だ。


「ごめんね。」


「何で?好きな人とかいるの?」

「いないけど。」

「じゃあ、いいじゃん。」



そういい、私に触れようとする、坂本君。
後ずさっているうちに壁にぶつかり、逃げ場がなくなって、




ドン

壁ドン状態


「やっぱり、可愛い。」

そういうと顔を近づけてくる。
手首が押さえられていて、抵抗が出来ない。

チュッ

キスされてしもうた。(謎の関西弁)

それもだんだん深くなってきて、坂本君の足が私の股にある。


「あっ、んふっ」


怖い。気持ち悪い。だれか、だれか助けて。



「おい‼離れろ。」


聞きなれた声だけどいつもより低い声、徹だ。

その声に反応し、後ろを向いた、坂本君。

「チッ」


舌打ちをして逃げていく坂本君




「姉ちゃん大丈夫?」


「うん。ありがとう」


「でもいえ帰ったら覚悟しててね?」


それを言い捨て体育館に戻っていった

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