結果的に、
私が壁側、隼飛が窓側に布団を敷き寝る事に。
私が出した条件通り、
お互い背を向けて寝る事というのを守って。
布団に仕込んだハリセンを握りしめながら、
離れて寝ている隼飛の寝息を確認する。
すぅすぅと規則正しい静かな寝息が、
背中越しに微かに聞こえる。
よし、やるなら今だ。
私は布団から静かに抜け出し、
背を向けて寝る隼飛にそっと近づいた。
念の為、少し観察。
だけどずっと寝息が聞こえるだけで、
特に変な動きはなかった。
いつも眼帯で隠れている右目は、
今もサラサラの前髪で綺麗に隠れている。
そんな無防備な隼飛が、
今は少しだけ儚く感じる。
用意していたハリセンを握り直し、
大きく振り上げる。
いざ、修理!!(
気づいた時にはもう遅く、
振り下ろそうとしたハリセンを持つ手を引っ張られ、
同時に腰に手を回し、布団の中に惹き込まれた。
そして体制は床ドンのようになった。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!