第14話

13 君の代わりに紡ぐ音
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2026/02/16 10:58 更新



白石杏side




白石杏
白石杏
はい、どうぞ
お医者さん
お邪魔しますね、調子はどうですか?
白石杏
白石杏
特に、これと言ったのはないです
お医者さん
とりあえず、色々検査があるので、大丈夫なら行きましょう
白石杏
白石杏
はい…あ



ミクはどうしようかな、置いていくのも、悪い気がする




でも、連れて行けるような気もしない

初音ミク
初音ミク
私はここで待ってるから、行っておいで



そう言って手を振ってくるから、とりあえず行く




戻ってきてからまた話せばいい




時間は短いけど、沢山ある…好きに使っていいよね

お医者さん
色々な検査がありますが…時間かかるものからか、逆か、どっちがいいですか?
白石杏
白石杏
そ、そんなもの選べるんですか…
お医者さん
…少しフラフラしているみたいですね、簡単な検査からゆっくりやりましょう
白石杏
白石杏
すみません、それでお願いします
お医者さん
じゃあ、こちらからです















初音ミクside




初音ミク
初音ミク
…はぁ、何しようかな



話す人がいなくなると、途端に暇になる




どうせすぐ帰ってこないし、ちょっと歩こうかな




病室から出て、音の聞こえる方向に行こう

初音ミク
初音ミク
向こうかな?なんか、子供の声が聞こえる気がする…






初音ミク
初音ミク
あ、いた
こども
あ、こんにちは、お姉さん!



私を見て言ってるけど、見えてるのかな


初音ミク
初音ミク
私?こんにちは、調子はどう?
こども
わたしはだいじょーぶ!
初音ミク
初音ミク
わたしはって、他にいるの?
こども
んー、お姉さん、元気なさそう
初音ミク
初音ミク
あはは、そうかな
こども
わたしね、おうたが好きなの
こども
でも、肺が弱くて歌えないんだ…
初音ミク
初音ミク
…私が、何か歌おうか?
こども
お姉さん、歌えるの?
初音ミク
初音ミク
まあね、歌うために生まれたから
こども
やったー!じゃあきらきら星から!
初音ミク
初音ミク
ふふ、任せて!









こども
お姉さん、沢山歌ってくれてありがとね!
初音ミク
初音ミク
これくらいなら、余裕だよ!
こども
わたしも、いつかお姉さんみたいになりたいな
初音ミク
初音ミク
私みたいに?
こども
音によりそう?感じ…でも、かっこいい…そんな風に歌えるようになりたい!
初音ミク
初音ミク
君にはそう聞こえたんだね
こども
うん…でも、なれるのかな
こども
このまま、ずっとここにいるのかも
初音ミク
初音ミク
…大丈夫、なれるよ
こども
え?
初音ミク
初音ミク
なりたいって思えば、なれないことなんてないから
初音ミク
初音ミク
まずは全力で治して、少しずつ、少しずつ、頑張ったらいいよ
こども
そう、かなぁ…
初音ミク
初音ミク
君を、君の音を見つけてくれる人は、必ずいるから
こども
お姉さんにも、いるの?
初音ミク
初音ミク
…もちろん、今でいうと、君もそう
こども
でもわたし、体が弱いから、向いてないって、言われちゃったんだ
初音ミク
初音ミク
君は歌が好き、私も歌が好き、だから今この時があるんだよ
初音ミク
初音ミク
何でも、1人でできる人なんていない、支え合って、高め合える人がいるから
初音ミク
初音ミク
私たちは未来を描ける、だから大丈夫
こども
友達、いないよ?
初音ミク
初音ミク
なら、まずは私が友達ね
初音ミク
初音ミク
落ちこぼれだと思うなら、努力したら凄い人になれるって、証明してやろうよ
こども
か、かっこいい…!
初音ミク
初音ミク
よし!じゃあ特訓だ!
こども
おー!





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