ココアの温かさでほぼ瞼が開かない状態。
つんつん とほっぺをつつかれるが
言い返す気力もなく身体が寝る準備を始める
つんつんされる手が止まり、
一度俊兄はその場を離れる。
戻ってきたかと思えば彼の手によって
肩に腕を回される
コップを机に置く音が聞こえたと思ったら
身体が宙に浮き、どこかへと運ばれる
微笑む俊兄の顔をぼんやり見つめながら
私はゆっくりと瞼を閉じた
カーテンの隙間から朝日が
差し込んで目が覚めた翌朝。
身体を起こすと、隣には兄が
すやすや と規則正しい寝息を立てていた
昨日の記憶を遡りながら
とりあえず彼の寝顔を盗撮(
昨日俊兄来て、色々やってくれて、
抹茶タルト食べて、ココア飲んで…
天使癒し系女ですかとツッコム暇もなく
むぎゅう と腰にしがみついてくる
そんな寝坊助の頭を撫でてはまた盗撮(
足元ふらふら状態で洗面所へと移動し
俊兄の顔に冷水をぶっかけると
嫌そうな重低音を出して笑いを堪える
昨日買ったパンを食べながら
朝からツッコミ大会(今すぐ退会したい)
時間がなくバタバタしているが、
何とか間に合いそうだ
朝御飯の話を逸らすように
一つの弁当袋を渡される、もしかして…














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!