冴が動くと千切が止めに入る
抜かすまいとする千切を軽やかに避けて_
50m以上の低弾道中速ロングフィートという
激難キックを決める。
ドッ
輝の前に烏が立ち塞がる。
トン
ゴール前ミドルレンジで
冴が自由。
冴から始まり冴で終わる攻撃の形。
この堅守速攻のカウンターがU-20の狙い。
絶対に撃たせまいとする心の前に
もう1人加勢が入る。
糸師冴を消した。
だが、そこからの連鎖は止まらない。
優しいタッチで閃堂にパスを出す。
臥牙丸により閃堂のシュートが弾かれる。
こぼれ球さえも逃さない冴。
やっぱりすごい。
周りはセンタリングを警戒し、
千切はその場を凌ごうとする。
ドシュッ!!
こんな状況でも迷わずシュートを決める。
GOAL!!
あの位置からの縦直下回転シュート。
センタリングを警戒していた全選手を嘲笑う一撃。
この試合の主役は糸師冴で__、
青い監獄は所詮冴の為の悪役。
シュートを決めた冴の元へ走っていく
チームの人達。
それに便乗して俺も冴の方向に走る。
冴の辛辣すぎる言葉に息を詰まらせる。
愛空が宥めるが、冴の対応は変わらない。
そして、また閃堂に辛辣な一言を放つ。
会話が終了したと思われるタイミングを見計らって
冴に駆け寄る。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!