第3話

第一章 一話 嫌な予感
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2026/04/04 09:00 更新





第一章 調教と協調?◀︎START




第二章 牢獄のヒミツ




第三章 あなたがいるから







































緑衣須智
……。




朝。

いつも通り卵をときながら
ぼーっと二人分の弁当を作る。


お母さんは朝早くから仕事へ、
お父さんは三歳の頃に他界してしまった。




あんまり記憶にはないが、
とにかく、とにかく優しかったことは確か。





緑衣須智
…今更寂しいとは思えないんだけど。






俺はそんな独り言を呟きながら
フライパンに卵を入れる。


卵焼き作ったらお弁当は一旦終わりかな、。

次は妹起こして______________




























緑衣澄実
お兄ちゃん独り言でかいね。
緑衣須智
ッぅわっ、!?びっくりした、……。



透き通った声が後ろから投げかけられる。


彼女が妹の緑衣りょくい澄実すみ

……あ、彼女ってのは三人称だよ?



妹はカバンをもって
ダイニングルームに降りてきていた。




緑衣須智
おはよう。今日は部活ある?
緑衣澄実
今日はない。だから早く帰って晩御飯作るね〜。
緑衣須智
ありがと〜。




二人だけだけど、俺はなんでもないこの日常が、
すごく幸せだった。




緑衣澄実
早めに寝たいから早く帰ってきてね。
緑衣須智
はいは〜い。



澄実は菓子パンを一つ手に取り、
椅子に座って食べ始める。

俺は卵焼きを切っていれ、お弁当を完成させた。




緑衣須智
よし、おっけ〜。やることあるから先行ってるね〜。
緑衣澄実
うんっ。行ってらっしゃい。



世の中は秋と呼ばれる季節になっていた。

まぁゆーてもう肌寒いから秋とも
言えないかもだけど。



神様、秋をどこへやったと言うんですか()



緑衣須智
行ってきます。



俺はぽつりとこぼしてお弁当を入れた
カバンを肩にかけて外へ出る。


今日は大学で授業のオンパレード。

普段はこんなことないのだが、
サボっていたツケが回ってきたんだろう。




緑衣須智
は〜、めんどくさぁ…、。


俺はいいながら黒いピアスを小さく揺らしながら
比較的近めな大学へと向かう。















































緑衣須智
ん〜、ただ〜いま〜。
緑衣澄実
もぉ遅いっ!早く帰ってきてって言ったのに…。
緑衣須智
えぇっ、これでも急いで帰ってきたよ、?
緑衣澄実
早く寝たかったのに、。
緑衣須智
まだ七時だよ?何時に寝るつもり?



とは言っても暗くはなってしまったし、
と思い、俺はお母さんと澄実の為に
買ってきたケーキを取り出して______________




緑衣須智
…あれ、お母さんは?
緑衣澄実
…まだ帰ってきてない、けど、。
緑衣須智
…あれ、今日早めに帰ってくるって…、。
緑衣澄実
えっ…



驚いたように目を見開く澄実。


早く帰ってくる、と言った日は
六時くらいにはいつも帰ってきていた。




永遠にも感じられる気まずい時間が
俺と澄実の間に流れる。


______________すごく、嫌な予感がした。




緑衣須智
っ、澄実は、ここで待ってて!
緑衣澄実
えっ!お兄ちゃん…っ!!
緑衣須智
大丈夫、すぐ戻るから、!!ケーキ食べといて!
緑衣澄実
待ってッ!!!



澄実の制止も聞かず、俺はドアの外へと走り出す。

位置がわかるわけじゃないけど、
俺の嫌な予感と直感を頼りに走り出した。




スマホを握りしめる。


そうだ、連絡が取れないと決まったわけじゃない。




俺は出ろ出ろ出ろ…、と唱えながら
お母さんに電話をかける。





緑衣須智
…お願い、。



プルルルル…と鳴り響く携帯。




しかし予想外にも、その音はすぐに切れて、
電話口からお母さんの声が聞こえてきた。




須智の母
もしもし、須智、??
緑衣須智
もしもしっ!?お母さん、今どこ!?
須智の母
…す、ち…ッ
緑衣須智
…え、?



お母さんの泣き出しそうなくらいに震えた声に、
俺は言葉を失う。

早く帰ってくるって言ってたじゃん、って。

冗談めかして言うつもりが、全部吹き飛んだ。



手が震える。

嫌な予感は、当たっていた。




須智の母
______________たすけて…。


たった四文字。


その言葉を最後にお母さんは泣き出してしまう。

何があったのか、どうして泣いているのか。



そんなことは聞けなくて、。





緑衣須智
…いま、どこにいる、?



俺は震える声でそう言った。





澄実には連絡をしない。

心配、かけたくないから。



俺はそのまま、お母さんがいる場所である、
近くの山奥へと走った。






緑衣須智
まってて、いま、いくから…、。



はぁ…と息を吐き出し、唇を血が出るくらいに噛む。






幸せは、自覚した途端に崩れる。





この事が、浮き彫りになった日だった。













































緑衣須智
はぁ、…っはぁ…ッ



走って、走って、走って。


息が詰まる。



苦しい。



肺が痛い。






そんな中で俺はぼんやり見えてきた
お母さんの姿に少し安堵した。





緑衣須智
お母さん!お母さんっ!
須智の母
…す、ち…?
緑衣須智
お母さん、どうしたの、?




俺はお母さんを安心させようと
極めて優しい声で言う。


すると、お母さんは俺の顔を見て、
数回まばたきしてから、立ち上がり、
俺の手首を掴んで歩き出した。





須智の母
こっち、。
緑衣須智
どこに、行ってるの、?
須智の母
緑衣須智
…ねぇ、おかあ、さ……ッ!!!?



声を絞り出したと、ほぼ同時。



目の前の光景を見て固まった。


その光景は、普通を送ってきていた俺達には、
あまりに凄惨だった。





緑衣須智
…な、…っえ…、?



そう、漏れた声は、掠れて聞こえないほどだった。




言葉が出なくて、地面に崩れ落ちて
泣いているお母さんに、何か言わないと、
と思うのに、何も出てこない。





仕方、ないよね?

仕方ないと、言ってくれ。





だって…。





緑衣須智
…ッぁ、…ッ




その先には俺よりも歳上であろう男が
血まみれになって倒れていたんだから。




はくはくと、口が意味の無い動きを成す。


血なまぐさい臭い。


ピクリとも動かない男。




死んでいることが、優にわかった。






須智の母
…どうしたら、いいのかしら、。私、もう…!!



狂ったように叫び出すお母さん。


それも無理はない。




でも、やったのは言動的に、
紛れもないお母さん自身だ。




責任を、とらないといけない。





緑衣須智
…っ、…



ポロポロと、涙がこぼれた。


あぁ、…嫌だな。

ころしたのがお母さんだったとしても。

理由なんてなく人をころしたりは、
しない人なのに。




緑衣須智
なんで、やったの、?



俺はやっと紡げた言葉でそう聞く。


すると、お母さんは正気に戻ったように、
静かに呟いた。




須智の母
この人をころしたら、お金をあげるって、言われたの、。
緑衣須智
ぇ、…っ?



あまりに現実的な理由に、思わず声が漏れる。


お金。


指図されて動く人間はだいたいこれが理由だろう。




お父さんが他界して、お金に苦しいのは、わかる。

でも、でも…違う、じゃん、。



緑衣須智
だから、言ったじゃん、っ…俺、ちゃんとバイトするって、っなのに…ッ!



俺は大きな声で涙ながらに言うと、
お母さんは所々血がついた服の袖で俺の涙を拭う。




須智の母
大学にくらい、普通に通って欲しかったから。



そう静かにこぼして、
消えそうなくらい淡い笑みで微笑んで見せた。

俺はそれを見て、何も言えなくなった。















































































祢夢
祢夢
おかえりなさいませ!
祢夢
祢夢
いい背景ないよね((
祢夢
祢夢
私の進め方が多分良くないんだろうなぁ、。背景切り替わるところでちょっと区切ったりしてやってこうかな?
祢夢
祢夢
多分くそ短くなるんよね、w
祢夢
祢夢
まぁ一旦いいや〜、。
祢夢
祢夢
ではではまた!




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