第14話

いちごと蜜柑
24
2023/11/13 08:18 更新
学校中のブレーカーを落として、流星群を見せましょう?
星 蜜柑
は…?
天羽 命音
天羽 命音
え……?
苺がすらすら話していったと思ったら、出してきた案はこれだ。
確かにこの学校近辺には住宅地はなく、深夜は星が良く見えるが、学校の明かりがあると話は別だ。

台本『星降る夜に』は、星がキーワードとなっていて、クライマックスの部分で流星群が来たら確かに大盛りあがりだ。

…しかし、
星 蜜柑
……流星群のだけのためにブレーカーを落とすと?洒落にもなりません。
現実はそんなに甘くない。
星 蜜柑
そもそも学校中のブレーカーを落とすというのは前代未聞のこと…。前例がありませんし、確実に校長の許しが必要です。
苺は少し笑って蜜柑を真っ直ぐみて言った。



空崎 苺
空崎 苺
いやでも出来るよね?

________母さん・・・なら。




天羽 命音
天羽 命音
_______え?
ブレーカーの話をしたときより驚いた。
フリーズしながらも命音が星を反射でみる。
『演劇部の蜜柑』こと星は真っ青になっていた。
天羽 命音
天羽 命音
あ、あのいちごちゃん、お母さんってのは…
空崎 苺
空崎 苺
母さんは母さんよ。
天羽 命音
天羽 命音
えっと…誰のこと…?
空崎 苺
空崎 苺
だから星蜜柑…いや、星は母さんの旧姓で本当は空崎蜜か…
星 蜜柑
こら苺!!
星は慌てて割って入る。
星の今の怒り方は完全にお母さんの怒り方だった。
命音は驚きで再びフレーズ。
職員室の一角は修羅場と化していた。
天羽 命音
天羽 命音
(でもそっか、)
天羽 命音
天羽 命音
だから2人とも名前が果物なんですね…
空崎 苺
空崎 苺
やめてコンプレックス
星 蜜柑
やめてコンプレックス
返事も息ぴったりである。
天羽 命音
天羽 命音
あ…ごめんなさい
空崎 苺
空崎 苺
それで、話戻すけどさ〜母さん、校長先生と幼なじみなんだよね〜♪
天羽 命音
天羽 命音
え!すご
星 蜜柑
苺、それ以上言うと夏期講習のコマ増やしますよ?
星 蜜柑
というか、そもそも私がこの話、許可下ろすとでも…
空崎 苺
空崎 苺
あ!そ〜いえばさ、母さん、いちごと親子なの他の人に知られたくないって言ってたよね?
と、いって苺がわざとらしく命音に目配せをした。

その時2人は悟った。


このために命音を連れてきたのだと。
先生の秘密を聞かせて、そしていつでも言いふらせる状況にする。


いわば人質だ。
天羽 命音
天羽 命音
(すご、いちごちゃん星顧問から一本とった…)
空崎 苺
空崎 苺
…ね、みこちゃん?
星は少し苺を睨んでから、はぁ〜…とため息、
星 蜜柑
………分かりました……相談します…はぁ……
何とか頷いたのだった。
苺は獲物を仕留めたような目で
空崎 苺
空崎 苺
ありがと〜ございます♪
と笑った。

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