茶子はピンときていない顔をしている。
信じがたいことだか、これは事実だ。
茶子は少し考えて、言った。
茶子はすぐに慌てたように補足した。
…でも。
なにもしないよりは。
茶子はさらに動揺した。
私は押した。
このままでは、元の世界に帰ることができない。
…ちょっと強引だったかな。
私はちょっぴり申し訳なくなる。
茶子は話し始めた。
…その情報はどこからやってくるんだ?
そんな情報を私に教えていいのだろうか。
…なら。
茶子は私の様子に気づいたのか、慌てて確認した。
それでも、いや、そうじゃあなくて。
私は行方不明者に会ってみたい。
言ってることが支離滅裂だ。
落ち着け私!
しかし、そこに行かなければ何も変わらないから…
茶子は間を置いて提案した。
~~~~~~
茶子はその森に目を向けながら言った。
私は、こういう森を見るのは初めてではない。
ルナグロームでは森の中でよく遊んだものだった。
しかしこれは、そうはいかない。
そんな雰囲気を醸し出していた。
入って1kmほど歩いただろうか…
『突然消えた』っていうのはどういうことだろう。
落とし穴?いや、それだったらすぐに見つけられる。
…その真相を知るためにも。
ここに入る意味はあったはずだ。
ドラ、ゴン…?
私は、目の前に迫っていた赤いドラゴンに気づかなかった。
そこを間一髪、茶子が魔法でドラゴンを仰け反らせ、そのまま倒れさせた。
茶子は動けない私を見ながら心配した。
私のせいで…
茶子さんをここに来させたのは私だ。
危険をさらすのは…私じゃない。
私には、彼女を守る義務がある。
そうじゃあなきゃ…
蒼いボールを造り出し、それを握りしめた。
ぼーっとするな、私…!
中型ドラゴンは起き上がって咆哮した。
私がその声を聞いたとき、
突然辺りが寒くなったような気がした。
なんだこれ…?
その声と同時に、どこからかつららが飛んできた。
警戒していたお陰で、ギリギリ避けることができた。
飛んできた方向には、白いグリフォンがいる。
私なら、中距離からドラゴンを攻撃できる。
つららを避けながら、ボールに力を溜め、投げる。
それはドラゴンに真っ直ぐに向かい、直撃した。
当たりどころが悪かったのか、倒れ、動くことはなかった。
茶子は呪文を唱え、
少し溜めたあと、炎の塊を創り出した。
それは敵に向かっていき、爆発した。
そこには、黒くなってのびているスノーグリフォンがいた。
良かった…茶子さんに怪我がなくて。
そして私は彼女にかけよった。
弱ってた…?
…今朝の三人のパーティも、このモンスターたちと戦ったのだろうか。
その言葉を聞いて安心した。
あっ、知らないのか…
さっきの情報は事故だったから知らせた?
もしかしたら、町の掲示板とかに張られてるかも。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!