目が覚めると、病室のようなところだった。
カーテンで区切られていて、周りには大量の機械があり、機械音が鳴っている。
俺、生きてる......
よかった。
生きてた。
看護師さん呼びたいけど......ナースコールどこだよ、
手も点滴の針があるから無理に動かさない方がいいしな......
口には呼吸器がつけられているから、喋れない。
何とか喉から声を出して気づいてもらった。
うめき声みたいで恥ずかしい。
その後、お医者さんによる診察と検査があった。
血液検査はすでに行われていたようで、結果も渡された。
お医者さんによると、体のほうはだいぶ良くなっていて、むしろ起きるのが遅かったらしい。
再発の可能性も限りなく低いので、普通の病室に戻ってもいいとのことだった。
病室に戻って一時間もしないうちに、退院の日程まで決まってしまった。
メンバーへの連絡は看護師さんが行ってくれていたらしい。
多分、最低なことをした俺を恨むだろう。
悪口を言われるかもしれない。
でも、それでも、当然の結果だから。
俺がすたぽらに戻るために、必要なことだから。
どたどた
騒がしい足音が廊下響き渡る
あ、来たな...。
ちゃんと謝ろう。
許してくれなんて言わないから、謝ろう
扉が勢いよく開く。
そこには、すたぽらメンバーが全員いた。
こたが病室の中に入ってくる。
こえ氏にそう言われて、近づいてきたこたに向き直る。
久しぶりに見るこたは、だいぶ疲れているのか、クマがある。
でも、星のような輝きを放つ瞳は失われていなかった。
やっぱり、いつものこただ。
おれ、きらわれたかな、こたのこと、すきだった...のにな。
目頭が熱くなる。
でも俺に泣く資格はない
必死に涙を止めた。
こたがこっちを見てくる
パチッと、目と目が合った。
目が合った瞬間、こたの顔がゆがみ、涙が、一粒流れ落ちた。
気が付くと、ゆさんも、こえ氏も泣いていた。
ぎゅっ
こたに抱き着かれた。
こたはこっちを見て、それから俺の耳に顔を近づけてきた。
顔に熱が集中していくのが分かる。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!