第10話

やっと会えた…と思ったら…
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2024/03/22 09:26
十色
十色
カンナちゃん…!カンナちゃん…!
ズィーベン
ズィーベン
うん。そうだよ。カンナだよ…
十色
十色
私、カンナちゃんがいなくなって、それから…それから…!
ズィーベン
ズィーベン
うんうん!離れ離れになってからの話…
ズィーベン
ズィーベン
なんて聞きたくない。
ブシャー!(リヴァイアサンの水の音)
十色
十色
えっ
乙骨憂太
乙骨憂太
えっ!十色ちゃん!
フィーア
フィーア
ズィーベン!十色ですよ!
何してるんですか!
ズィーベン
ズィーベン
ザッ!
フィーア
フィーア
ズィーベンは多分十色の所へ行きました!
乙骨憂太
乙骨憂太
じゃあ追いかけないと!
フィーア
フィーア
私は麒麟のDNAを持っています!
つかまってください!
スピードを出して追いかけます!
乙骨憂太
乙骨憂太
う、うんわかった!
十色
十色
ゲホっ!ゲホっ!
十色
十色
(リヴァイアサンの力…カンナちゃん…)
ズィーベン
ズィーベン
ごめんね二人だけで話したかったんだ。
トッププレデターの近くだと伝わっちゃうから!
十色
十色
ううん!私もカンナちゃんに話したいこと沢山ある!
ズィーベン
ズィーベン
うんうんアーシも聞きたい!
ズィーベン
ズィーベン
お前の泣き叫ぶ声!
十色
十色
ゲホっ!
十色
十色
な、なんで…
ズィーベン
ズィーベン
えー!何でー?そんなこと言えるくらい幸せなんだ!
十色
十色
えっ…
ズィーベン
ズィーベン
お前がヘラヘラしてる間もさぁ!
アーシの地獄はまだ続いてんだよ!
十色
十色
ご、ごめん!私が考えたらずだった。
だけどね、私、呪術高専にいる人たちに助けてもらったの。
だからカンナちゃんも、
ズィーベン
ズィーベン
はぁ?アーシを助ける?何様?
ズィーベン
ズィーベン
もう手遅れだっつぅの。
ズィーベン
ズィーベン
お前にできることはただ一つ!
泣き叫んだ顔をアーシに見せてよ!

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