コンコン
うるさいなぁ…話したとして、それだけ?って失望されるのが怖いから、話したくないのに…
その言葉が、脳裏に焼きつく。頭でこだまする
…行きたくないなぁ…
翌日
ワイワイ
ガヤガヤ
ねぇ昨日のテレビ見たー?
え!見たー!面白かったよね!
じゃがりこ食う?
あー、大丈夫
あれ、ねぇ、あれ七瀬さんじゃない?
気持ち悪い…やっぱり帰ろうかな…
そんなこと考えながら席につく
その時、教室の音が消えた。いや、聞こえなくなった。みんなは話してる。でも声が聞こえない
辺りを見渡す。
いた。
みんな私を睨んでる。
優斗はすごく怒ってて、
佐々木さんは嬉しそうに手を振って、
きっと春はなんで来たのって、言ってて、
星夜はため息をついた
もちろん声は聞こえないし、そこそこ距離は
離れてる。でも、わかる…
だって、
幼馴染だもん
それに気付いた時、呼吸が乱れて、冷たい汗が出た。
…あれ?
まじかー…ついにクラスメイトにも嫌われちゃった…w私は佐々木さんをいじめたのに、どうして話しかけられるんだろう…
すごく、勇気ある子だな
あ〜あ、ついに名前すら呼ばれなくなっちゃった
気づいたら教室の音は聞こえるようになってた
え、まじで?
やっぱそーだったんだ…
なんかガッカリ
帰りたい












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。