【紫side】
今まではあまり大人数で
任務に向かうことがなかった。
大体2人か3人でしか任務へ行かなかったし、
ほとんどいる状態で任務へ向かうことは初めてだろう。
……だけど、今回はいつもの任務より苦労する。きっと。
俺とていくは完治後初めての戦いだ。
いつもみたいにうまくいくとは限らない。
それに一番厄介なのは敵が
俺たちのメンバーだということ。
832に攻撃なんて当てれないし、
洗脳を解く方法も分からない。
強さだけでなんとかなるわけじゃないのが一番大変だ。
発信源に向かって一歩ずつ歩き続ける。
普段は向かっている最中はわちゃわちゃ
話していることが多いが緊張や怖さのせいか
口を開くものは一人もいない。
メンバーと戦うなんて誰もしたくないから
こうなるのは当たり前だろう。
薄暗くて人通りのない道を、
5つの影だけが歩き続けていった_
GPSが示しているところまで来た。
そこまで大きくはなくて、
一般的な家と同じくらいのサイズだ 。
洗脳できる力を持っているからもっと大きな場所かと思ったが普通すぎて不安になってくる。
深く深呼吸をし、ゆっくりと。扉を開ける。
足元が見えないほど辺り一面が暗い 。
敵の気配だけで居場所を
見つけないといけないくらいだ。
カチャッ )
いきなり電気がついた 。
家全体が眩しく光る。
バンッ )
見たことのないていくだ 。
あれほど怒ってるていくは、初めて見た 。
どういう、ことだ……?
じゃあ、832はもう戻らない…のか、?
ドンッ )
彼奴に押され、ていくが勢いよく地下室に
つながっているであろう場所に落ちていった。
832とていくが一対一…。
832はていくに攻撃できるが
ていくは832に攻撃できない。
そんな状態でていくが勝てるわけ…








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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。