これは、国家の化身達の、永遠のない物語。
彼ら彼女ら、また尊い人間達が世界の歪みを修復した今、彼ら彼女らはもう必要ない。もう奪われることのない平穏。貴方の人生。貴方の生きる意味。それでも決していい世界とは言えないかもしれないけれど。でも、それでも。貴方の世界がいつか終わるとしても、それがハッピーエンドであることを願う。
どうか幸せになってほしい。私は、私達は、いつでも貴方の味方であり、最愛の友人達だ。
472回目の基底世界の貴方達へ
懐中時計の針より
☆個人名
個人名とは、国家の化身達についている人名的なやつ。識別番号という表現も近いかもしれない。国名とは別に化身個人としての名前も与えられるのが人権…国権…?というものだろう?
☆化身と国家
国家の化身はその国と同等の力を持っている。つまり菊(日本の化身)と日本が老人からニートから赤ん坊から放射性廃棄物や重要文化財まで使って総力戦してちょうどどっちも滅亡しくたばるぐらいということだ。つまり世界中の全ての国に化身が存在する(まだキャラデザ作ってない化身も含め)この世界では地球は地球2つ分の強さを手に入れているということだ。
また、化身は国民全員の視覚聴覚嗅覚味覚触覚や記憶や思考の情報、それから現在の国家全体の状態等の情報を全て自分の脳味噌で処理し思考している。更に自分から得られる情報も処理している。化け物。
☆国家化身学(生物学)
文字通り化身について研究する学問。大まかに言えば生物学に含まれる。
化身達は生物学、物理学的にありえない存在だ。
先述したことや、また、化身は全ての国民の能力を持っていたり、全ての国民の姿形になれたりする。多重人格の者は人格が変わる際一瞬で衣装が変わったり、また謎の力で装飾品が落ちなかったりする。
先述の化身の情報処理能力について考えると、化身達の脳みそはまるでブラックホールのような超高密度で超高性能な仕組みをしていることになる。これは現代の科学では到底解明できないことである。
また、体の構造自体がおかしい。国家と同等の力を持っているのがおかしい。筋密度がブラックホールである。一瞬で何もせずに全く別の物質に変えてしまうのもおかしい。とても正確に力を制御できる。
…そんなありえない存在を解明すれば、人類は今までの50倍は発展できるだろう。そんな学問である。(かこみら世界ではブラックホールと時間と空間についての解明がなされている。その為国家化身学も現代の150倍は進んでいる。ブラックホールの原理と性質が国家化身学にも応用できたのである。)
遺伝子等に関することを研究していたりする。例えば王家がある場合、化身はその王家の血筋と同一の遺伝子だったりする。その国家の国民に多い遺伝子があったりもする。遺伝子の中にも現代では解明できないおかしいものがあったりする。
その国を代表するような皇帝や王と遺伝子がほぼ同じだったりもする。
☆旧国と化身の消失
国家の化身達は当然その国家が滅ぶと「死ぬ」。
でも世界から姿を消す訳ではなく、死んだ翌日には普通にその辺ふらふら歩いて喫茶店でパフェ食ってたりする。旧国として生き返るのだ。
しかし、やはり旧国なので政治等に干渉することはできない。現国は干渉できる。政界引退というのか、そういう感じに近い。
でも政治とかには干渉できないというだけで、サッカーもできるしパフェも食べられるし普通に人間や化身たちとも会話できる。
化身が本当に死ぬ時。それはその国家が「あった」という記録や証拠や遺物や人々の記憶が全て完膚なきまでになくなった時である。そう、例えば、地球丸ごと太陽に飲み込まれた時とか。核戦争が起こって地球上ありとあらゆる場所が自然に還って人類も一人残らずいなくなった時とか。
そういう時になってはじめて化身は消失する。まるでそこには最初から何もなかったかのように。
ただまぁ一つでも記録やら遺物やら記憶があれば消失はしないので、人類最後の一人がすんごい天才の不老不死でありとあらゆる記録とかを全て一人で記憶してる、とかだったらかなり衰弱しつつも生きていけるだろう。
☆個人としての化身
化身はその国家の方針や外交関係等に関わらず自由に行動できる。やろうと思えば現在進行形で戦争中の相手と一緒にこたつでぬくぬくすることもできる。
しかし当然化身であるので、国家としての方針や国民感情に自身の感情や思考回路はかなり左右される。やろうと思えば昨日まで会うたびに中指立ててた相手と今日は仲良くパフェ食べてるというような情緒不安定ムーブもできる。
☆元人間の化身
かこみら世界では国家化身学の発展により人間が国家の化身になるということが技術的には可能である。もちろん多大な費用と労力と技術と覚悟と建国や革命が必要になるが。
人間が国家になると、その時の年齢で精神年齢も肉体年齢も止まる。ほとんど不老不死になるのだ。ただ記憶はしっかりとあるし経験は積もるのでその点では精神年齢は上がるのかもしれない。でも厨二病真っ盛りの時に国家になったりすれば厨二病は多分数百年以上は擦るだろう。
人間が国家になるというのはくそったれみたいな重さの覚悟が必要である。
それでも彼女達はそうするしか幸せになる方法が分からなかったんだ。永遠に生きる苦痛を、国家としての責任をうけおって、代わりに全てを手に入れるしか。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!