・地霊殿のガーデン・
ある日の昼下がり、こいしがお使いに行って帰ってきた数日後のことだ。さとりは椅子に座り、もうとっくに冷めているであろう紅茶をかき混ぜながらため息をついていた。
でも実際は本当の感情ではないんだろうけど…と考えながらまたため息をつく。
さとりは瞬時に心を読む。その目に飛び込んできた情報に驚く。
…!
・応接間・
さとりは応接間に向かった。応接間のソファーの片方にはもうすでに魔理沙が座っており、箒と帽子を乱雑に自分のそばに置いていた。
そういいながら大きく手を広げジェスチャーする魔理沙。そんな魔理沙を前に、さとりは困惑と希望…希望のほうが強いかもしれない。なんにしろ、自分の最愛の妹の本物の笑顔が見れるのだ。
スタっ
手を振りながら室内なのに箒に乗る姿は滑稽だ。魔理沙のコントロールなら問題なさそうだが。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!