バレンタインですが、時系列は昨日という設定です。
朝、学校に行くと、モブ美ちゃんに呼び出された。
連れて行かれたのはトイレで、渡されたのはお菓子の詰め合わせだった。
モブ美ちゃんは、何だかイライラしているようだった。
渡すのがトイレって……
声に出てしまっていたみたいだ。
けれど、今更取り消せない。
手に持っていたお菓子の詰め合わせは、モブ美ちゃんに奪われてしまった。
いや、強引に引き渡せれたという言い方の方が正しいかもしれない。
モブ美ちゃんは、スタスタ歩いて行った。
トイレから帰ると、いきなり乱暴に話しかけられた。
渡されたのは、小さな飴だった。
モブ太くんの言葉に、ハッとする。
戸惑うモブ太くんを他所に、モブ美ちゃんの方に走った。
モブ美ちゃんからお菓子の詰め合わせを貰い、先生が来る前にサッとランドセルの中に入れる。
なんとなく、ランドセルが少し重たくなったような気がした。
一応、モブ太くんからも飴は貰っておいた。
何かいい事でもあったのか、嬉しそうな声色のあなたの子どもの名前(女の子)が帰ってきた。
あなたの子どもの名前(女の子)も作る?と提案すると、こくりと頷いた。
返事はしているけれど、クッキーの型抜きに集中しているようだった。
クッキーをオーブンに入れて、焼き上がりを待つ。
しばらくして、いい匂いがオーブンからしてきた頃、ガチャっと玄関のドアが開いた。
無礼は承知で、あなたの子どもの名前(女の子)とあなたの子どもの名前(男の子)は、松田さんと萩原さんをそれぞれじんぺーくん、萩くんと呼ばせてもらっている。
松田さんと萩原さんのそれぞれの呼び方を、初めて会った時にこの子達がマネをしたのがことの発端だ。
ちなみに、諸伏さんと伊達さんにも会ったことがあって、伊達さんは伊達さんで、諸伏さんはヒロくんだ。
今ちょうど、クッキーの焼き上がりを知らせるタイマーが鳴った。
零くんは「店で食べるのよりも美味い」なんて言っていたけど、絶対にお店で食べた方が美味しいに決まってる。
ただ、そんなお世辞でも喜んでしまう私もいるのは事実だ。
自信満々にそう頷いたけど、何をやるつもりなんだろう。
クッキーは、あっという間に半分ほどになっていた。
絶妙なところで区切りましたが、まぁこれもご愛嬌。
皆さんは、バレンタインの思い出など、なにかあありますでしょうか。
私は、ご想像の通り、友チョコをばら撒きました…笑
今回、初めてあなたの子どもの名前(女の子)ちゃん目線でのお話も挟んでみましたが、いかがでしたか?
面白いと思っていただけましたら幸いです。
- ̗̀ 𝙷𝙰𝙿𝙿𝚈 𝙱𝙸𝚁𝚃𝙷𝙳𝙰𝚈 ̖́-










編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。