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第49話

ハッピーバレンタイン
37
2026/02/14 07:05 更新
バレンタインですが、時系列は昨日という設定です。





















朝、学校に行くと、モブ美ちゃんに呼び出された。
モブ美
あなたの子どもの名前(女の子)ちゃん、あなたの子どもの名前(女の子)ちゃん。ちょっと来て!
連れて行かれたのはトイレで、渡されたのはお菓子の詰め合わせだった。
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
なに、これ
モブ美
明日バレンタインだから!
先生には内緒ね!
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
……学校にお菓子は持ってきちゃダメなんだよ
モブ美
知ってるよ。だからここで渡すんでしょ?

モブ美ちゃんは、何だかイライラしているようだった。
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
でも、ルールだもん
モブ美
なに?いるの?いらないの?
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
いるけどさぁ……


渡すのがトイレって……
モブ美
なにそれ。いらないならいいよ

声に出てしまっていたみたいだ。

けれど、今更取り消せない。
手に持っていたお菓子の詰め合わせは、モブ美ちゃんに奪われてしまった。

いや、強引に引き渡せれたという言い方の方が正しいかもしれない。

モブ美ちゃんは、スタスタ歩いて行った。
モブ太
おい


トイレから帰ると、いきなり乱暴に話しかけられた。
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
なに?
モブ太
これ、やるよ
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
え……別にいらない

渡されたのは、小さな飴だった。
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
学校にお菓子って持ってきちゃダメなんだよ
モブ太
知ってるよ!……知ってるけど、渡したいって思ったんだから別にいいだろ


モブ太くんの言葉に、ハッとする。
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
ごめん、またね!
モブ太
は?


戸惑うモブ太くんを他所に、モブ美ちゃんの方に走った。
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
モブ美ちゃん!
モブ美
なに?
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
さっきはごめん。渡したいって思ってくれてたんだよね……?
さっきのお菓子、まだ貰える権利ある?
モブ美
……そこまで言うならあげるけど
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
ありがとう


モブ美ちゃんからお菓子の詰め合わせを貰い、先生が来る前にサッとランドセルの中に入れる。
なんとなく、ランドセルが少し重たくなったような気がした。

一応、モブ太くんからも飴は貰っておいた。






降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
ただいまー

何かいい事でもあったのか、嬉しそうな声色のあなたの子どもの名前(女の子)が帰ってきた。
あなた
おかえり
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
何してるの?
あなた
明日、バレンタインでしょ?
だから、クッキーでも焼こうかなって思って


あなたの子どもの名前(女の子)も作る?と提案すると、こくりと頷いた。
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
誰に渡すの?
あなた
んー……パパとあなたの子どもの名前(男の子)、それから職場でお世話になってる人かなぁ……
降谷 あなたの子どもの名前(女の子)
……ふぅん


返事はしているけれど、クッキーの型抜きに集中しているようだった。
あなた
あとはこれを焼くだけ……っと


クッキーをオーブンに入れて、焼き上がりを待つ。
あなた
帰ってくる頃には焼き上がるかな


しばらくして、いい匂いがオーブンからしてきた頃、ガチャっと玄関のドアが開いた。
降谷あなたの子どもの名前(男の子)
ただいまー!いい匂いするー!
あなた
もう少しで焼けるから、手洗っておいで
降谷零
そうか、明日はバレンタインか
あなた
そうそう。松田さんとか萩原さんとか、知り合いには義理で渡そうと思ってるんだけど、月曜日だと遅いかな?
降谷零
別にいいんじゃないか?
タダで美味い物が食べられるんだ。むしろ感謝するべきだろ。というか、今すぐ取りに来させれば、
あなた
それは迷惑だからやめようね
降谷あなたの子どもの名前(男の子)
じんぺーくんたち、ウチに来るの!?

無礼は承知で、あなたの子どもの名前(女の子)とあなたの子どもの名前(男の子)は、松田さんと萩原さんをそれぞれじんぺーくん、萩くんと呼ばせてもらっている。

松田さんと萩原さんのそれぞれの呼び方を、初めて会った時にこの子達がマネをしたのがことの発端だ。
あなた
ううん、来ないよ


ちなみに、諸伏さんと伊達さんにも会ったことがあって、伊達さんは伊達さんで、諸伏さんはヒロくんだ。
降谷あなたの子どもの名前(男の子)
えーなんでー
あなた
なんででも。それより、クッキー焼けたよ?
食べる?
降谷あなたの子どもの名前(男の子)
食べるー!


今ちょうど、クッキーの焼き上がりを知らせるタイマーが鳴った。

零くんは「店で食べるのよりも美味い」なんて言っていたけど、絶対にお店で食べた方が美味しいに決まってる。

ただ、そんなお世辞でも喜んでしまう私もいるのは事実だ。
あなた
ホワイトデー、期待してますよ
降谷零
任せろ


自信満々にそう頷いたけど、何をやるつもりなんだろう。

クッキーは、あっという間に半分ほどになっていた。






絶妙なところで区切りましたが、まぁこれもご愛嬌。
皆さんは、バレンタインの思い出など、なにかあありますでしょうか。
私は、ご想像の通り、友チョコをばら撒きました…笑
今回、初めてあなたの子どもの名前(女の子)ちゃん目線でのお話も挟んでみましたが、いかがでしたか?
面白いと思っていただけましたら幸いです。
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