薄暗く、ところどころに赤が垂れている冷めた部屋で、二人は淡々と単語を述べていた。
淡々と単語をっていうのは決してダジャレってわけじゃなくてなんかたまたまそうなっちゃっ((
この男は後に死刑となる。
それまで暇なのでしりとりにをしよう、ということになったらしい。
何故私を守るようなことをしていたのか
そう言いかけて、あなたの下の名前は辞めた。
漆坂が最近犯した密輸や暗殺は、どれもあなたの下の名前に恨みを持って殺そうと考えていた者が関係していた。
そして漆坂は、それを全て一人で、あなたの下の名前に被害が届く前に処理していたのだ。
急に親らしいことを言ったことに少し驚きながら、あなたの下の名前は答えた。
長い長い漆坂の約束を、あなたの下の名前は黙って聞いていた。
漆坂は嬉しそうに笑ってから、"死"に向かって歩いていった。
クルッとあなたの下の名前が振り向くと。
鉄腸が思ったより申し訳無さそうにするので、あなたの下の名前は少し罪悪感を感じた。
…探偵社のように新たな扉を開いてしまった猟犬たちが何を見ていたかというと…
漆坂がそう言いかけると、あなたの下の名前は漆坂の脛を思いきり蹴り、漆坂が体制を崩したところを踏みつけた。
先程とは違う、虚ろな瞳があなたの下の名前を見据える。
呟きながら、あなたの下の名前は足を退かす。
ここでちゃんと礼ができる子はモテる()
アンケート
何しよう
絵を描こう!
34%
番外編書こう!
55%
新作作ろう!(更新頻度が更に下がる)
6%
その他!
4%
投票数: 160票
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。