会議室。
9人が並ぶ
スタッフが口を開く
レンが息を飲む。
あなたの下の名前のカタカナの鼓動が速くなる。
トモヤの視線が落ちる。
一瞬の間
ダイチが小さくいう
スタッフが口を開く
スタッフが続ける
BRAVE TRAIN。
夜。
スタジオ。
レンが言う。
トモヤが音源を流す。
“Gr8atest Journey”。
まだ未完成。
でも。
名無しじゃない。
責任がある。
あなたの下の名前のカタカナの特徴的な声が空気を裂く。
トモヤの安定が支える。
ダイチがリズムを刻む。
ソウスケが全体をまとめる。
ユアが食らいつく。
ワカナが感情を乗せる。
ユーダイとアカリが厚みを作る。
サビ。9人の声がぶつかる。
まだ荒い。
でも、強い。
音が止まる。
レンが言う。
超快速という列車は動き出した。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!