第2話

#小説家デビュー
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2025/04/29 04:42 更新
兄ちゃんが上京してから,私はしばらく学校にも行かなかった。



日常に意義を感じなかったから。



そんな日常の中で,一つだけ見つけたものがあった。



「小説家」という夢だった。



小説家になってデビューすれば上京できて,兄ちゃんの元に行ける。



思い立ったら即行動するに限る。




タイピング音を響かせ,私は物語制作の道へと進みだすー。
あれから私には,「アニメ化」という新たな夢ができた。



アニメ化を目指すにあたり,漫画で研究もした。



「小説だからこそ,を出すためには?」




「アニメ化する作品の共通点は?」




「どんな題材だったら目に留まる?」



考えに考え,私は小説執筆を続けた。
ー中学2年生



小説を書き始めて,4年。



何度も作品を送って,何度も落ちた。



「もう,やめてしまおうか」




どんなにそう思ったのか計り知れないけど,執筆する楽しさがあって,魅力を感じて,書き続けた。



そして決まった私のデビュー作が




「雨のち虹」



ーだった。
ー中学3年生冬



私の部屋は,いつかの兄ちゃんのように片付いていた。



あなた
行ってきます
わくわくして,昨日は全然眠れなかった。



あなた
ふっ((
あの日と考えることが真逆すぎて,ちょっと吹いてしまった。






東京での高校生活が,



ー幕を開けた。

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